「紅麹使った商品をを扱って

いますか」

という問い合わせがやはり

あります。当社の製品は、

紅麹を使っていません。

黄麹、白麹、黒麹と国菌のみで

管理された無菌室での管理の

元で種麹も製造されています。

でも、紅麹も無縁で発酵ありません。

以下は、当社会長の山元正博博士の

コメントです。

  ↓  ↓  ↓

小林製薬の紅麹からプベルル酸が

検出されました。このプベルル酸は

大変強力な毒物でわずか0.00005%の

量でマウスが死んでしまうという

強力な物質です。

しかし、この物質を通常、紅麹が

生産する事は考えられません。

小林製薬や厚生省は公の立場ですから

簡単にこのような結論は出せないと

思いますが私のような一私人の

専門家としての立場で言わせてもらえば

これはコンタミ(雑菌の混入)の

可能性が最も高いと思われます。

紅麹が悪いのではないと思います。


実は私も紅麹の製造経験があります。

日本の麹がわずか3日で完成するのに

対して紅麹は最低でも1週間は

かかります。その間に何度も水を

加えなければならないという非常に

面倒なカビなのです。

この間に雑菌がコンタミする可能性は

非常に高くなります。

だから私は途中でこの紅麹の工業生産を

あきらめた経緯があるのです。

今思えばあの時やめて良かったと

思います。


ついでに書かせて貰えば今回の事件の

元になったグンゼに紅麹の製造指導を

したのは既に故人となった私の父です。

父が言っていたのは

「紅麹は危険だ。製造期間が長い上に

途中で水を加えなければならない。

だから私が開発した河内式自動製麹装置の

ように一台の装置の中で米を蒸し、

麹作りまですならまだ比較的安全だが

近年の大型製麹装置のように米を蒸す

工程と麹を作る工程が別々になっている

装置ではいずれ雑菌が混入して

大変なことになる危険性がある。」


この父の危惧が今、現実のものに

なりました。


紅麹作りの危険性についてはまた稿を

改めて書きたいと思います。

なお近日中に弊社でもプベルル酸の

検出は可能になる予定です。