「年間1トンのたまごが無駄になっている」

と、養鶏所の人から聞きました。

どう言うことかといえば、輸送中などで

少しヒビが入るとそのたまごは、もう

売り物にならないそうです。

けれど、品質には何の問題もないという

ことです。

 

それを聞いた山元正博博士。

「SDGSとか言っているのに食べ物を

粗末にしている場合じゃない」

と、火がつきました。

ゆでたまごにして、麹と混ぜて、飼料に

するための機械を開発しました。

そして、たまご麹の飼料を作りました。

 

そのたまご麹の飼料を豚に食べさせた

ところ、信じられないくらいに

美味しい豚肉になりました。

お肉もキレイなピンク色です。

その豚肉でしゃぶしゃぶにしたところ

仲間に大好評です。

「この豚を全て購入したい」
と言う店まで現れました。
 
残念ながら、大量生産はできません。
まだその豚も数頭です。
でも、この豚の料理もホテルが
できた時には、お出しできるように
したいと思っています。