今回は、少しわたしたちのことを
書かせてください。
わたしの夫、山元正博博士の祖父、
河内源一郎(1883から1948)は、
「麹の神様」と呼ばれた人でした。
河内源一郎商店を立ち上げ、一生を
麹菌の研究と製造に捧げました。
そして、河内源一郎の娘、昌子と
結婚した正博博士の父、山元正明も
「焼酎の神様」と呼ばれ、
麹菌培養技術で焼酎業界に多くの
革新をもたらしました。
そして、3代目が正博博士ですが、
ここまで来るのに決して順風満帆では
ありませんでした。
本でも少し触れましたが、いちばん
裏切られたくない人に裏切られました。
何もかもやる気を無くして、正博博士は
空を見ていたそうです。
飛行機が飛んでいるのが見えました。
「鹿児島には、700万人の観光客が
毎年来る」
絶望の中でも夢を見るのは自由だ。
ここに観光工場を作ろう!
そう思ったそうです。
それがこのバレルバレープラハ&Gen
でした。
どんな時でも夢は見れます。
そして、夢は、形になりました。
そんな話をこちらに書いています。