ロイヤルロッホナガー蒸留所。 | 猫を愛するバーテンダーの酒日記。

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酒、ときどき猫日記です。

ロイヤルロッホナガー蒸留所。
英国王室御用達のウイスキー。













ロイヤルファミリーの避暑地
バルモラル城の近くにある蒸留所。
1840年創業。
1848年にオーナーが、
避暑に来ていたエリザベス女王の夫に
蒸留所招待の手紙を出したところ
翌日、まさかのエリザベス女王も子供を連れてきて
大事件になったらしい。
そのおかげで、女王に気に入られて
英国王室御用達の酒となった。
エリザベス女王はボルドーワインに
ロッホナガーを数滴たらして飲むのが
好きだったようだ。

それにしてもさすがロイヤルファミリー。
避暑地が城ですよ!!(笑)











蒸留所内は撮影禁止でした。
。゚(゚´Д`゚)゚。

ディアジオ社が所有する蒸留所で
ロッホナガーは1番小さな蒸留所。

麦芽は自社が持つローズアイル蒸留所内の
大型製麦所で作ったものを使用。
巨大なタンクで2日間吸水させ、
空気を送り込んで湿気も与えて
5日間かけて発芽させる。

その後乾燥塔にて、
1メートルくらいの厚さに敷いて
下から乾燥風を当て発芽を止める。
この時にピートの煙も風に混ぜて ライトリーピーテッド麦芽に仕上げる。

ロッホナガーを飲んでもわずかなので
ピート香はあまり感じないかもしれないが
フィニッシュのドライさはピート由来で
ロッホナガーにとって、わずかだが
とても重要なファクターらしい。

参考に
ディアジオ社が製麦する
タリスカー用のミディアムピーテッド麦芽を
食べさせてもらった。
フェノール値は20ppm くらい。
クリスピーで美味しいが
後から口の中が燻煙に支配された。
タリスカーでこんなに煙いので
50ppmのアードベッグなんて
どんなに激しいのだろうか。
:(;゙゚'ω゚'):


発酵槽は木桶が3基。
25000リットルのキャパシティ。
50時間ほど発酵させるが
蒸留所は土日が休みなので
最長75~120時間くらい発酵させたりもする。
フルーティな酒質を作るため
しっかり長めに発酵させるそうだ。

蒸留釜は小型が2基。
銅製なのは熱伝導率が良いのと、
銅がアルコールに反応して
アルコール内の硫黄化合物を取り除き
不快な硫黄臭などを取り除いてくれるからだそうだ。

アルコール度数70%ほどのニュースピリッツが完成し、
63、5%に加水して樽詰めする。


エンジェルズシェアは年2%ほど。
失ってるのではなく、天使にあげてるんだ。
と彼らは言っていた。

樽材から成分が抽出し、
アルコールがエンジェルズシェアする。
その足し算引き算のバランスで
酒が出来ていくと。

なるほど。深い。

彼らはリフィルカスクを熟成に使用する。
一度ウイスキーを熟成させた後の
再利用樽のことだ。
強いフレーバーではなく、
ゆっくりと穏やかに熟成させるために。


最後にティスティングをさせてもらって
蒸留所をあとにした。
写真は禁止だったが
とても細かく説明してもらった。
ロッホナガー蒸留所はディアジオ社の
窓口蒸留所というか、
スタッフの訓練蒸留所でもあるらしい。
本当に細かく説明してもらった。


これで、
スコットランド蒸留所巡りレポートは
一段落です。
画像や細かい話などは
Barでぜひご覧になってください。
お土産の酒も味わっていただきたい。

ありがとうございました!!



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