フィディック蒸留所。 | 猫を愛するバーテンダーの酒日記。

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山梨県清里 萌木の村 ホテル ハット・ウォールデン
BAR 「perch」のブログ。




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酒、ときどき猫日記です。

グレンフィディック蒸留所。





1887年にウィリアムス・グラントが
20年間勤務したロングモーン蒸留所を
辞めたのち、創業。





1886年から蒸留所建設に着工し
371日間、わずか9人で完成させた。
使った石の数は750000個!!

現在、世界で1番売れているシングルモルトで、
年間2400万リットル生産。
日本の超大型企業サントリーの2倍以上だ!





このウィリアムグラント&サンズ社は
家族経営をしていて現在5代目。
勤務してるスタッフ達は
30年、40年と長く在籍するベテランが多く
スタッフ達の勤続年数を合計すると
なんと1000年を超える。

麦芽はバルヴェニーと違い
全てを製麦会社から買っている。
巨大過ぎてとても作ってられないのだ。
なんと1日に100トンもの大麦を使う。
シフト制で、7日間24時間 作り続ける。

しかしながら、この巨大過ぎる蒸留所は
昔ながらの伝統の造り方にこだわる。

発酵槽は昔ながらのダグラスパイン材。
全26基。





蒸留棟は2棟あるうちの
新しい方を見せてもらった。
2棟合わせて28基。
初留は直火焚き蒸留で力強い原酒を
再留はスチーム炊きで華やかな原酒を。
蒸留釜の形も昔と全く変わらず
とても小さいサイズで蒸留する。
超大型蒸留所になっても
ここは変えられないこだわりなのだろう。





スコットランドでは珍しく
自社の樽工場も持ち、
1日に約16樽を修復。
新たに作ることはあまりない。
樽職人になるには4年間のトレーニングが必要らしい。
樽職人のイアンさんは
この道45年のベテランだった。



樽貯蔵庫ではサプライズが!!
58%の15年熟成樽出し原酒を
樽からそのまま飲ませてくれた!
僕らはここでもデビルズシェアにありつけた!


美酒をいただき熟成庫から外に出ると
敷地の樹木が黒く染まっていた。
巨大過ぎる蒸留所では樽から揮発する
エンジェルシェアの量もハンパないため
空気中にアルコールが漂い
気に付着するためらしい。
目に見えない雲のようになって
空に浮かんでるらしい。



最後にティスティングをさせてもらった。
フィディック12・15・18年。

バルヴェニー12年ダブルウッド
12年シングルバレル・バーボン樽
14年カリビアンカスク。





フィディック12年は
世界で最も売れている酒で
洋梨のフレッシュなアロマで飲みやすく
1日中、どんな場面でも楽しめる。
午前中も、ビジネスランチでも
夕食、寝酒にも。

15年はよりスイートで満足感が得られる。
甘さだけでなく、ウッディーでスパイシー。
ハニートースト、ドライフルーツ。
女性に人気で、ケーキに入れたりもする。

18年はシェリー樽原酒の比率多め。
ウッディーでシナモン、ドライフルーツ。
とてもオイリーで余韻が長い。

バルヴェニー12年ダブルウッドは
バーボン樽で熟成させた原酒を
シェリー樽に移し替え熟成させたもの。
ハニー、パイナップル、キャンディ。
シェリー樽の影響で色が濃いめ。
バルヴェニー好きにとっては
常備薬のようなものらしい。(笑)

シングルバレル12年バーボン樽は
最近発売された新商品。
1stフィルのバーボン樽で熟成させ
ダブルウッドよりも色が薄い。
1樽から約374本のボトリング。
とてもスムースで吟醸酒のよう。
そして、バタースコッチ。
今後1stフィルのシェリー樽熟成も出すらしい。
コレは楽しみだ。

14年カリビアンカスクは
14年間バーボン樽で熟成させた後、
ラムの樽で4ヶ月熟成。
ラム樽のおかげでかなりまろやか。
酒質もややオイリーで余韻が長い。

こうして飲み比べてみると
フィディック、バルヴェニーと
似ているようでかなり味わいに差がある。
やはり仕込み水の違いや麦の種類。
フロアモルティング。
その他造り方の違いが
仕上がりに個性を与えているのではないか。
そんなところを意識しながら飲んでほしい。
より楽しんでもらえるはずだ。

Bar perchでも
フィディック、バルヴェニー各種揃えてますが
僕のオススメはフィディック18年と
バルヴェニー30年。

フィディック18年は
いつ飲んでも安心できる安定感と
コストパフォーマンスの良さ。

バルヴェニー30年は
オンリーワンなフルーティさ。
なかなか他の銘柄には無い
ウットリするようなフレーバーがある。

各種飲み比べも楽しいですよ。 




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