巨大隕石、
全球凍結に続き、またしても我々の御先祖様は大災害に見舞われます。
当時の生物の95%を死滅させた地底マグマの大噴出スーパープルームが発生します。
最も打撃を受けたのが人類の直系の祖先、哺乳類型は虫類です。
しかし、この大災害による温暖化と低酸素状態を乗り切るために、胎生で子供を産み、母乳で育てる独自のシステムを作り出すことになります。
■2億5千万年前
シベリア付近で発生した地底マグマの大噴出は高さ2000~3000メートル。50キロ以上の地割れから一斉に噴出したようです。マグマが洪水のように流れたと言われています。
直径1000キロのドーム状のマグマが地底から突き上がって来たことが原因です。
パンゲアと呼ばれる超大陸(複数の大陸が合体して一つに統一された状態)が形成され、その周りを深い海溝が取り囲み、海溝を通じて岩石が落ち込み、地球の核にインパクトを与えたことが根本の原因と言われています。
しかも、その後に火山噴火で二酸化炭素が増え、海底の
メタンハイドレード融解で発生した膨大なメタンガスが、温暖化と低酸素状態を招きました。
※
メタンハイドレード・・・強烈な温暖化効果をもたらします現在も存在し、次世代エネルギーとして期待されているようです。
これにより豊かな生態系が完全に破壊されました。生き延びた5%の生物も大きな試練を受けます。
■1億5千万年前
高い活動能力を持った巨大な爬虫類恐竜が出現します。
現在の鳥にある気嚢システムと呼ばれる呼吸器官があるために高い活動能力があったようです。
哺乳類の呼吸器官に比べ3倍の性能を誇ると言われています。
※この頃も低酸素時代が続いていたようです。
我々の祖先は恐竜の陰に怯えながら暮らしていましたが、この低酸素時代が胎生への進化を後押ししました。
■6500万年前
直径10キロの巨大隕石により恐竜は絶滅します。
恐竜は1億年もの間、地球上に存在していたのか。。。恐るべし
