40代のあなたへ | バロン河内のブログ

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フリーランスで活動している社交ダンスのインストラクター '' バロン河内 '' のブログです。
赤い実が生る植物が大好きな「猫族の爺や」であるダンサーの日常を綴ります。

姿勢・歩き方 40代のあなたへ

40歳代、会社員の方は中間管理職、子供のいる主婦の方はまだまだ子育て真っ最中。リタイアされた年配の方々からは「若いね」と言われるも、20代の時の様には動かない身体となりつつあることを「分かっていながら認めたくない」という微妙な年代。

「20歳そこそこの若い者なんかには負けていられない」「まだまだ自分は若い、若くいたい」「まだ無理が利く、徹夜だって・・・」etc・・・・。

若手と飲みに行けば若手と張り合って「飲める自慢」「大食い自慢」などして、ついつい飲み過ぎ食べすぎでちょっとだけ後悔。ファッションも若くいたい願望があり過ぎて「似合う」と思って着ている服を、まわりから「イタイ!」(←若者言葉で“見るに堪えない”“やめればいいのに”という意味らしい)と見られていたりして・・・。

そんな40代のあなた、現実を受け止めて姿勢を正しく保つことを真剣に考えて今やり始めないと、10数年後に還暦を迎える頃には整形外科通いをする羽目になってしまいますよ!

20代前半までに積み重ねた筋肉の貯金は30代の内に使い果たしているのです。貯金の無くなってしまった筋肉は弾力が無くなり、姿勢を保つための働きが低下しています。

骨・関節を正しい位置にキープする機能の働きが弱まり、骨・軟骨・関節のずれや変形がすでに始まっています。筋肉が弱まり骨を引っ張って負荷をかけることが無くなると骨密度も低下し、骨粗鬆症になり始めています。骨粗鬆症は60代70代で突然起こることではないのです。40代頃から徐々になり始めているのです。

骨の変形は、数日・数週間で起こるわけではありません。何年・何十年に渡って圧迫され、圧力の弱い方へずれ出したことにより起こるのです。

骨の変形を改善することは特殊な場合を除いて非常に困難です。完全に元に戻すことなどほぼ不可能なのです。

人工膝関節・人工股関節にする手術をしたり、痛みを軽減するために毎週病院でブロック注射をしたり牽引や電気刺激による治療をしてもらうことになるのです。

あるいは民間療法として、整体・マッサージ・針・お灸等の治療院に通ったり、膝関節痛等に有効と効能がうたわれるサプリメントや肩こり・腰痛に効くという痛み止めの薬を大枚はたいて服用することになるのです。

50歳を迎えるまでに身体のメンテナンスを怠った方々は、老後にお金がかかることが容易に想像されることでしょう。

そうならないために、思い立ったこの時から姿勢を良くして骨の変形による悩みの無い明るい老後を目指しましょう!

まずは骨盤を垂直水平にするところから始めましょう。

① 椅子に浅く腰掛けて、背中・腰が丸まらないようにして上体を前傾させます。下腹を突き出すようにして。骨盤が前傾していくことを実感してください。

② 尾てい骨から頭のてっぺんまでが強力に引き伸ばされたまま背骨をゆっくりと垂直にします。


たったこれだけです。椅子の座面にはももの裏側が接しているはずです。おしりは接していません。

この状態を数十秒キープしましょう。慣れてくると段々と長時間キープすることが出来るようになりますし、その状態が気持ち良く感じられて身体が姿勢の良い状態を覚えてくれるようになります。

年金生活者になるころに、若い時から姿勢を良くしていて良かったなと心から思えることでしょう!

目指せ、同窓会のスター!