6月21日。

立ち寄った書店の特設コーナーで、うさこちゃんの誕生日だと知りました。









うさこちゃんシリーズを出版していた福音館書店からもお祝いのメッセージが。

うさこちゃんのたんじょうび

うさこちゃんが日本で出版されてから今年がちょうど60周年なんですね。

ディック・ブルーナの絵本、うさこちゃんシリーズは生まれて初めて出会った絵本。
何度も何度も繰り返し読んだ石井桃子さんのリズミカルな翻訳は、体の一部になっています。

今は「ミッフィー」の名で知られていますが、私にとっては初めて出会った日からずっと「うさこちゃん」。
オランダ語の「ナインチェ」は「小さな子ウサギ」という意味で、シリーズ第一冊目の「ちいさなうさこちゃん」はオリジナルに合った日本語だったことをあらためて思います。
うさこちゃんのお父さんとお母さんは「ふわふわさんとふわおくさん」。小さな子供だった私でも一度聞いたら忘れられない名前で、独特のリズムは石井さんの名訳だなあと。

石井桃子さんの展覧会で、うさこちゃん翻訳時のエピソードに触れた感動を思い出します。





懐かしいうさこちゃんがいっぱいの特設コーナーで思わず買ってしまいました。



シンプルで、いやシンプルだからこそ、ずっと心に残るブルーナのキャラクター。
美しい石井さんの日本語。
時代が変わってもずっと残っていってほしい絵本です。
(できれば、うさこちゃんという愛らしい名前も・・)