The Best of Times

The Best of Times

舞台・映画・本・音楽・・好きなものについてのんびり気ままに書いてます 最近は備忘録になっています☆

年末よりバタバタしていた年明け、やっと一段落つき劇場へ。

初演はチケット取れず、配信視聴だった『千と千尋の神隠し』。

2024年新キャスト、湯婆婆に春風ひとみさんが参加との発表に、何とかして観たい!!となり、、念願の観劇✨

配信視聴していたけれど、やはりあのジプリの世界が目の前で再現されていくのは、驚きと感動でした。

ナショナルシアターライブの『戦火の馬』で、ロンドンのパペット技術の素晴らしさは知っていたけれど、実際に劇場で体験すると、
舞台ってこんなに可能性がある世界なんだなと思わされて、すごい!としか言葉が出てこない。

すべての動きの連携プレー、ちょっと狂ったら成立しないのを感じると初演がいかに大変だったかもあらためて感じたり。

春風さんの湯婆婆は、想像以上の素晴らしさ。
怖さのなかにある滑稽さ(春風さんの真骨頂!と思う)や哀しさ。同じような衣装でもハッキリわかる銭婆との違い。
湯婆婆のお芝居で、小さな子の笑い声を聞いて、初演『ミー&マイガール』のマリアのお芝居で笑わされた日がよみがえりました。
(春風さんのマリアは初演『ミー&マイガール』の成功になくてはならないものだったと思います)
春風さんのお芝居をウタコさんの月組で観られたことの贅沢さ。
可憐な娘役はもちろんのこと、このようなザ・役者のような娘役がいたあの頃の宝塚の豊かさをあらためて思いました。
パンフレットの座談会で、春風さんの帝劇初舞台が4歳の時(『王様と私』)と知ってびっくり。
今の帝劇最後の舞台でのこの役の巡り合わせに運命的なものを感じました。

前回は配信視聴のみなので、細かい違いはわからなかったけれど、カオナシの振付がかなり難易度高くなっていて、ロンドンに向けてのアレンジかな?と。
私が観た回のカオナシ、山野さんはトートダンサーだったそうであの身のこなしに納得(ロンドンは山野さんがシングルキャストのよう)

パンフレットを見るとどの方も誰かのアンダーに入られていて、全員一丸で繋いでいく舞台なんだなと。

8月までの長丁場、日英同時上演、大きな挑戦。全員の無事の完走を祈っています。

貴重な体験に感謝です✨




記念に買ってしまったパンフレット(最近は極力買わないようにしている)とカオナシバッジ。
係員の方もつけてらして(帝劇と入っているのもイイ)可愛かったなあ。