あっという間に一週間が過ぎていきます。。
今月観た舞台、記憶が薄れる前に備忘録。


2週間前の日曜日は、「カムフロムアウェイ」大千秋楽に。

3月に日生劇場で観劇し、もう一度観たかった作品、ずっと行ってみたかった高崎芸術劇場。

友人が縁を繋いでくれて、行けることになりました✨


駅から近く、専用通路もあって、綺麗な劇場。

都内の新しい劇場よりも文化の香りがするような。

それだけで、これから観劇するんだなというワクワク感が。










実話がベースの「カムフロムアウェイ」。

9.11同時多発テロでアメリカに着陸できなくなった飛行機。

カナダのニューファンドランド島の小さな町ガンダーに緊急着陸することに。

島の人口の半分の乗客を受け入れた人たちと、突然遠くからやってきた人たち。


この島で過ごした数日間で、誰もが何かを感じて変わっていく、そのドラマが日生劇場からの長い旅を演じてきたキャスト全員に凝縮されていて、密度の濃い100分でした。



アメリカのドラマや映画を観るたびにこういう群像劇が上手いなあと感心するのだけど、1人1人の個性を尊重する社会だということもあるのかな。短い時間にそれぞれの背景がちゃんと伝わってくる。

そんなひとりひとりが助け合って過ごす中から生まれるものに何度も心動かされました。



最後のカテコですでに大泣きしてハンカチ出してるモリクミさん。

彼女自身、情感豊かで、アメリカンな感覚があると舞台を見ていて思うのだけど、消防士の息子を亡くした母は、実在の人そのもののようでした。

他のキャストも本当にいい顔していて。



何役もこなして、ひとつ間違ったら狂ってしまうような緻密な段取り、大変だったと思うけれど、やりがいのあるいい舞台だったのが、全員の表情から伝わってきて。

最後は演奏者(音楽も演奏も素晴らしかった!)もキャストも一緒になってライブ状態。


いい作品に出会えることは、演者、観客両方の幸せであることをあらためて感じました。

また違う形で違う劇場でも観てみたいです。



終演後は、シアターカフェでアフタヌーンティー☕








都内の半額くらいのお値段でリーズナブル。

舞台の余韻に浸りながら、美味しく幸せな時間でした😊



また、ここに来られたらいいなあ。