4月28日に参加した

ふじのくに⇄せかい演劇祭2024

の続きです。


次の観劇は野外劇場「有度」へ。








ここで観たのは安部公房の「友達」。 

一度映像で観たことがある不条理劇、ここで観るとまた違って面白かった!

夕暮れから空が暗くなり、気がつくと木々と空の境目がなくなり真っ暗ななか、いつの間にか星が光っている。。

空の色に合わせて変わる照明。

屋内の劇場とは違う引き込まれ方、集中力。

景色もセットの一部なんだなあと。


昔、BSでベルリンフィルのピクニックコンサートを見て、時間と共に変わる景色の中に観客として参加するって素敵だなあと憧れていて。

一度体験したかった野外劇場、想像以上の楽しさでした。


暗くなると危なくないように階段や至るところに灯りが置かれて、それがまたいい雰囲気。

シートやカイロも配られ、休憩できるカフェもあり、帰りを急ぐ人のために次々発車されるシャトルバス、と至れり尽くせり。

参加した人が楽しめるよう工夫と配慮が伝わってきて演劇への愛を感じました。


静岡駅の構内レストランは閉まっている時間だったので、駅近くで静岡おでんと濃い静岡茶(笑)割りのハイボールで乾杯🍻





三連休中日だったので、自由席はゆったり。





最後まで静岡限定(笑)

「楽しかったね」「また来たいね」との言葉を繰り返しているうちに(笑)あっという間に東京に。


お昼過ぎに静岡に着いてわずか半日なのに、遠い異国に旅してきたような不思議な感覚。

劇場自体が非日常な場所だけれど、

緑豊かな環境、草の香りや鳥のさえずりのなかで舞台を観るなんて初めてのこと。

別世界での得難い体験、演劇っていいなあとあらためて思いました。


今回は体験できなかった茶摘みもしてみたいし、違う劇場にもいってみたい。また、参加したい素敵な演劇祭でした。