暖冬といわれても、やはり寒い1月。


東京でも雪がちらついた10日ほど前の週末、淋しいお知らせを聞きました。


ラジオ「ビバ!タカラジェンヌ」のパーソナリティーを長年務めてらした小山乃里子さんの訃報。


宝塚を知った頃、歌劇やグラフのテレビラジオ欄を見ては、ラジオ関東じゃなくてラジオ関西が入ればいいのに~と無茶なことを(笑)思っていました(関西への憧れはこういうとこからますます募っていったような。。笑)


少し大人になってから(笑)関西に知り合いがいる人経由で、録音テープを聞かせてもらう機会があり。小山乃里子さん、ノコさんのあの溌剌とした張りのある明るく親しみやすい声は一度聞いただけで忘れられなくなりました。

楽しいトークの中にも宝塚への愛情、身内のような本音の会話から、スターさんの自然な飾らない答えを引き出してくれるのも魅力的だったなあ。


この時代のウタコさんのインタビューや、ラジオで話す声を今になってあらためて聞くと、とてもおっとりと話されてるなあと(今、時々男前に話されるのも好きですが❤️)

上手く言えないけれど、、宝塚という大きな親のような家族のようなものに守られ、包まれている、女性の可愛らしさのようなものを感じるのです。なんていえばいいのか、、幼い可愛さではなく、大人の女性の可愛らしさ。


あの頃の私にとって、タカラジェンヌの(もちろんウタコさんも)魅力は、舞台では素敵な男性を演じていても、大人の女性の可愛らしさが覗く瞬間でもありました。


グラフのウタコさんサヨナラ特集号で、初演ミーマイの振付をされた山田卓さんが、「ウタコは可愛い人だった」と書かれていたのを思い出します。


小山乃里子さんの番組でも、家族のように接してくれるノコさんのトークが、タカラジェンヌの可愛らしさを引き出してくれていたんだろうなあ。


自分にとっての昭和の宝塚がまた遠くなりました。


ご冥福をお祈りします。