今日はクリスマスイブ。


クリスマスケーキ、今ならシュトーレンが街に並んでいます。

どちらも好きですが、私にとって特別なクリスマスのお菓子はブランデーケーキ。


遥か昔(笑)の学生時代、縁あって東京の宝塚すみれ会館で、お掃除のアルバイトをしていたことがありました。


クリスマスイブに、何の予定もなかった私(笑)はお掃除当番になり、すみれ会館へ。


その年の12月は確か「ハッピーエンド物語/ブルージャスミン」雪組公演でした。

(ブロ友様に教えていただきました。正しくは「うたかたの恋/ブルージャスミン」でした。遥か昔でうろ覚えだったので助かります、ありがとうございました!)


当時の雪組組長だった銀あけみさんのお部屋に入ると、そこにケーキの箱が置かれていて「お掃除の方へ」と書かれたメッセージが。

資生堂パーラーのブランデーケーキでした。


資生堂パーラーなんて入ったことも買ったこともない10代の頃。

初めて食べたブランデーケーキは、優しいあたたかい大人の味でした。


その後、銀あけみさん、イムコさんは49歳の若さで亡くなられたと聞きました。


末端のアルバイトにまで心遣いできる大きさや優しさ。年を重ねる度に、あのとき受け取ったものの大きさを思います。


宝塚は私にとって、そんな素敵な大人が沢山いる場所でもありました。

その思いは、どれだけ時が流れても、宝塚が変わったとしても、私の中では変わらないもの。受け取ったものはずっと残るんだなと。


この季節になると、いつもあの大人の味、ブランデーケーキを思い出します。


あたたかい思い出が生まれるクリスマスになりますように✨🎄✨