3月に開局したBS松竹東急。

友人から松竹新喜劇の放送があると教えてもらい、毎週土曜日に録画をしていたら、
舞台「キネマの天地」の放送予告がキラキラ

2011年に上演されたこまつ座の舞台。

これ以上ないキャスティングで(ターコさんは初こまつ座)本当に素晴らしかったのですが、映像で見てもあのときの感動が蘇ってきました。
(映像があって本当によかった!)

当時の感想を読み返し、あのときのブラボー!となった気持ちを思い出します。







映画への愛、芝居への愛、そして演じる役者への愛がつまった面白くて、そして泣けてしまう脚本。
全員はまっていて宛書のように素晴らしいのですが、やはり木場勝己さんの台詞がお芝居が井上戯曲そのものだなと感じます。

初めて木場さんの舞台を観たのは、こまつ座の「きらめく星座」でした。
戦時下に広告文案家を演じる木場さんが話す「人間を宣伝する文案」の「私たちがいる、今生きているというだけで、それは奇跡の中の奇跡なのです」から始まる台詞。

聴きながら自然に涙が出てきて、言葉が胸の奥まで響くってこういうことなのかもしれないと思った、あの感覚をまだはっきりと覚えています。

昨年亡くなられたこまつ座の辻萬長さんの台詞も同じように心の奥まで響くものでした。

井上さんの舞台を思い出すときは、おふたりの台詞の声と間がいつも蘇ります。

木場さんには辻さんの分もお元気に、井上さんの言葉を演じていってほしいなあと・・。

素晴らしかった舞台を映像でまた観ることができて嬉しかった。
(BS松竹東急の今後のラインナップに期待!)

来週、5/7(土)12:00~再放送があるそうなので、沢山の方に観てもらえたらなあと思いますキラキラ