映画は好きだけれど、あまり行く機会がなくなり、昨年はさらにご無沙汰だった映画館。

昨年、数少ない映画館での鑑賞はどれも舞台絡みの作品ばかりになってしまったのだけれど、今年初の映画もやっぱりこれでした。



いつもお邪魔しているbasiaさんの映画レビューを読んで、これは見てみたい!と調べてみたら期間限定で見られそうなところは1か所のみだったので急いで予約。
予約直後に、色々心配なニュースも飛び込んできましたが、三連休初日、思い切って行ってきました。(場内は比較的すいていて、よかったような、残念なような・・)

ジョエル・コーエン監督・脚本の映画「マクベス」(予告編あり)

マクベスはデンゼル・ワシントン、マクベス夫人はフランシス・マクドーマンド、魔女はキャサリン・ハンター。

モノクロの映像がとにかく美しく、残酷な悲劇なのに画面に見入ってしまいました。

デンゼル・ワシントンの権力への誘惑と手を汚す葛藤、一番の興味だったフランシス・マクドーマンドのマクベス夫人、「スリービルボード」や「ノマドランド」のような一市民とはまた違う王妃の佇まい、夫をそそのかす強さと小心な弱さ、野田さんの舞台にも出ているキャサリン・ハンターの魔女の身体能力と独特の空気・・どの役者さんも見応えあるお芝居で、まるで舞台を観ているようでもありました。

有名なシェイクスピアの「マクベス」。
私は劇団新感線の「メタルマクベス」が初めてだったので(観たあとに戯曲を読んだという、順番間違ってる感じが・・笑)きちんとした形でのお芝居はこの映画が初めて。
有名な台詞の数々と美しい映像、舞台に近い作りが狙いでもあったとか。
apple TVでも配信されるそうですが、やはりスクリーンで体感できてよかったです。

そして、映画館で流れた予告、来月の特集上映に心躍りました音譜



クラシックミュージカル映画特集「愛しのミュージカル映画たち」

その昔(笑)TVでたまに古いミュージカル映画をやってくれても吹き替え&カットばかりで。
ノーカット全字幕のクラシックミュージカル映画が見たくて見たくて憧れていて。
日比谷シャンテができる前にあった映画館が取り壊されるとき、リバイバル特集で古いミュージカル映画が上映されて、それはそれは通いました(笑)
大きなスクリーンでアステアやジーン・ケリー、ジュディ・ガーランドの歌い踊る姿を見られて幸せだったなあ。

今はDVDで見られる映画ばかりですが、この機会に、またあの頃のようにスクリーンで見てみたいなと思っています。

やっぱり映画館で見る映画は特別だなとあらためて思いました☆