5月の最終日曜から始まった「愛していると言ってくれ 2020特別版」再放送が終わってしまいました。
あのドキドキと切なさとの幸せな再会
録画しているから後でゆっくりと思いながら、毎回つい見入ってしまってあっという間の日曜の午後に自分でもビックリ。
当時もはまって見ていたドラマだったけれど、画面に惹きつけられてしまうのは、トヨエツこと豊川悦司さんが演じる榊晃次の感情あふれる表情なんだと実感しました。
耳が聞こえず、話さない彼が気持ちを伝える、その目の力。
喜び、驚き、怒り、諦め、哀しみ、あらゆる感情が目を通して伝わってくるので、画面から目が離せなくなってしまう。
「目は口ほどにものを言い」とはこういうことをいうのかなと。
放送当時は、たまたま手話を習っていたので、豊川さんの美しい手話（今見ても素晴らしかった！あのときも教室で話題になってたなあ）に目がいってしまったけれど、こんなに豊かな表情だったのかとあらためて惹かれてしまいました
表情だけでなく佇まいも美しく、ちょっとした仕草にも指先や足の先まで神経が行き届いていて（長い手足なのでよりサマになっていてそれがまたよかった）動きがきれいなのは豊川さんが舞台出身でもあるからなのかなと思ったり。
（当時はそんなことも知らずに見てたなあ）
再放送前に少しずつ流れた豊川さんと常盤さんのリモート対談がまたよくて。
（このリモート対談はもっと長くやってほしかった！）
晃次のファッションは豊川さんが取り入れたものだとか、話さない役だから常盤さんとはあまり会話しないようにしたりしていたなどのエピソードが聞けたのも嬉しかったなあ。
哀しみを知る優しさと、傷つきやすく人と深く付き合えない繊細さを持つ晃次を豊川さんがとても丁寧に演じていたことがよくわかりました。
SNSでは豊川さんの色気が話題沸騰だったけど（笑）この繊細で抑えたお芝居だからこそ出る色気もあったのではとも。
年代的にもまさにこのときのトヨエツ氏にぴったりのはまり役。
原作ものではないオリジナル作品は、はまったときはさらに役者を輝かせてくれるような気がします。そのときのその人だからこそ名作になるものがあるように、個人的にはやっぱり榊晃次はトヨエツ氏以外には考えられない！
とにかくただただ必死だったからあまり記憶がないと話す常盤さんと、苦労を乗り越えて一緒にいようとする二人が微笑ましいよねと話す豊川さんが、あの必死にぶつかる紘子と大人な晃次にどこか重なって。
時を経ると、紘子目線で見ていた頃と違って、彼女の若さゆえのストレートさにはらはらする部分もあったけれど、きっと閉じた世界にいた晃次の心の扉を開けるにはそのぶつかっていく若さが必要だったのかな、なんて思いながら見てしまいました。
晃次が何があっても紘子に優しくあり続けたのは、諦めていた扉を開けてくれた人だからなのかな、と。
最終回、二人が再会するシーン。二人ともそれぞれが出逢いから成長していい時間を過ごしてきたんだなということが感じられる表情にぐっときます。
このときの二人の瞳に映るお互いの姿、そして小さくふっと微笑む晃次の表情が絶妙！
豊川さんの表情に最後まで魅せられてしまいました。
今回の再放送、一番新鮮だったのは、SNSで色んな世代の人の感想を同時に知ることができたこと！（家で悶々と見ていた時代と違って、リアルタイムで一緒にツッコミ入れたりするのも楽しい 笑）
お母さんがトヨエツファンだったので一緒に見てたけど、今回は自分がはまったとか（笑）生まれてなかったときのドラマ（！）だったけど感動したとか。なかでも素敵だなと思ったのは、亡くなったおばあちゃんがこのドラマが大好きで、一緒に見ていて、毎回「切ないねえ」と涙していたというエピソード。
おばあちゃんやお母さんと同じものを楽しんだりドキドキできる、そういうものがあるってとても幸せなことだなって思うのです（宝塚を三世代で見てますというファンの方みたいだなあ、なんて）
豊川さんが、このドラマが持っている普遍性みたいなものは2020年の若者にも受け入れてもらえるような気がすると言っていたけど、SNSを読んでいるとその言葉を実感します。
たまたま目にした制作裏話、1995年は阪神淡路大震災、オウムサリン事件など、日本にとっていい事のなかった時の7月、たまたまバッターボックスに立つなら、すごくピュアなものをやろうと。ドラマのなかだけでも、不幸な事件が忘れられるような、そういうものをつくりたいという思いがあったとの貴島プロデューサーの言葉。
その思いから生まれた作品が25年経って、世代を越えた財産になっているんだなと思いました。
このドラマを見たら、忘れられなくなる名曲
「LOVE LOVE LOVE」
シンプルな言葉のなかに、人を好きになる気持ち、伝えられないもどかしさが詰まっていて。
この曲が、ここぞという場面で流れる！これぞ主題歌♪
しばらくこのメロディーが頭を流れる日々になりそうです（笑）
幸せな再会の1ヶ月でした。再放送に感謝！
あのドキドキと切なさとの幸せな再会
録画しているから後でゆっくりと思いながら、毎回つい見入ってしまってあっという間の日曜の午後に自分でもビックリ。
当時もはまって見ていたドラマだったけれど、画面に惹きつけられてしまうのは、トヨエツこと豊川悦司さんが演じる榊晃次の感情あふれる表情なんだと実感しました。
耳が聞こえず、話さない彼が気持ちを伝える、その目の力。
喜び、驚き、怒り、諦め、哀しみ、あらゆる感情が目を通して伝わってくるので、画面から目が離せなくなってしまう。
「目は口ほどにものを言い」とはこういうことをいうのかなと。
放送当時は、たまたま手話を習っていたので、豊川さんの美しい手話（今見ても素晴らしかった！あのときも教室で話題になってたなあ）に目がいってしまったけれど、こんなに豊かな表情だったのかとあらためて惹かれてしまいました
表情だけでなく佇まいも美しく、ちょっとした仕草にも指先や足の先まで神経が行き届いていて（長い手足なのでよりサマになっていてそれがまたよかった）動きがきれいなのは豊川さんが舞台出身でもあるからなのかなと思ったり。
（当時はそんなことも知らずに見てたなあ）
再放送前に少しずつ流れた豊川さんと常盤さんのリモート対談がまたよくて。
（このリモート対談はもっと長くやってほしかった！）
晃次のファッションは豊川さんが取り入れたものだとか、話さない役だから常盤さんとはあまり会話しないようにしたりしていたなどのエピソードが聞けたのも嬉しかったなあ。
哀しみを知る優しさと、傷つきやすく人と深く付き合えない繊細さを持つ晃次を豊川さんがとても丁寧に演じていたことがよくわかりました。
SNSでは豊川さんの色気が話題沸騰だったけど（笑）この繊細で抑えたお芝居だからこそ出る色気もあったのではとも。
年代的にもまさにこのときのトヨエツ氏にぴったりのはまり役。
原作ものではないオリジナル作品は、はまったときはさらに役者を輝かせてくれるような気がします。そのときのその人だからこそ名作になるものがあるように、個人的にはやっぱり榊晃次はトヨエツ氏以外には考えられない！
とにかくただただ必死だったからあまり記憶がないと話す常盤さんと、苦労を乗り越えて一緒にいようとする二人が微笑ましいよねと話す豊川さんが、あの必死にぶつかる紘子と大人な晃次にどこか重なって。
時を経ると、紘子目線で見ていた頃と違って、彼女の若さゆえのストレートさにはらはらする部分もあったけれど、きっと閉じた世界にいた晃次の心の扉を開けるにはそのぶつかっていく若さが必要だったのかな、なんて思いながら見てしまいました。
晃次が何があっても紘子に優しくあり続けたのは、諦めていた扉を開けてくれた人だからなのかな、と。
最終回、二人が再会するシーン。二人ともそれぞれが出逢いから成長していい時間を過ごしてきたんだなということが感じられる表情にぐっときます。
このときの二人の瞳に映るお互いの姿、そして小さくふっと微笑む晃次の表情が絶妙！
豊川さんの表情に最後まで魅せられてしまいました。
今回の再放送、一番新鮮だったのは、SNSで色んな世代の人の感想を同時に知ることができたこと！（家で悶々と見ていた時代と違って、リアルタイムで一緒にツッコミ入れたりするのも楽しい 笑）
お母さんがトヨエツファンだったので一緒に見てたけど、今回は自分がはまったとか（笑）生まれてなかったときのドラマ（！）だったけど感動したとか。なかでも素敵だなと思ったのは、亡くなったおばあちゃんがこのドラマが大好きで、一緒に見ていて、毎回「切ないねえ」と涙していたというエピソード。
おばあちゃんやお母さんと同じものを楽しんだりドキドキできる、そういうものがあるってとても幸せなことだなって思うのです（宝塚を三世代で見てますというファンの方みたいだなあ、なんて）
豊川さんが、このドラマが持っている普遍性みたいなものは2020年の若者にも受け入れてもらえるような気がすると言っていたけど、SNSを読んでいるとその言葉を実感します。
たまたま目にした制作裏話、1995年は阪神淡路大震災、オウムサリン事件など、日本にとっていい事のなかった時の7月、たまたまバッターボックスに立つなら、すごくピュアなものをやろうと。ドラマのなかだけでも、不幸な事件が忘れられるような、そういうものをつくりたいという思いがあったとの貴島プロデューサーの言葉。
その思いから生まれた作品が25年経って、世代を越えた財産になっているんだなと思いました。
このドラマを見たら、忘れられなくなる名曲
「LOVE LOVE LOVE」
シンプルな言葉のなかに、人を好きになる気持ち、伝えられないもどかしさが詰まっていて。
この曲が、ここぞという場面で流れる！これぞ主題歌♪
しばらくこのメロディーが頭を流れる日々になりそうです（笑）
幸せな再会の1ヶ月でした。再放送に感謝！