先日の記事(コチラ とコチラ )で剣幸さんの最近の舞台をご紹介しましたが、今日はちょっと昔をふりかえって宝塚時代の話を(*^.^*)
剣幸さんの宝塚時代の作品で代表作とされるものは映像に残っていないものが多くまたトップ時代のショーでも私が今でも最高傑作と思っている「ラ・ノスタルジー」「ビバ!シバ!」のTV放映がなく・・(涙)あの魅力を言葉では伝えられないのがもどかしくもありファンとして残念でもあります。
今回ご紹介するのはTV放映があった1990年のショー「ザ・モダーン」。
昨年亡くなった横澤秀雄先生作・演出のショーですが、このショーの総てはオープニングに尽きるのではないかと思えるくらい素晴らしい幕開きでした。
1920年代のとあるクラブを大階段に見立てて配置されたセットの美しさ、当時の名士に扮して現れる月組の豪華メンバー(懐かしい!)、剣幸さん扮するオーナーの紳士がその面々を紹介し迎え入れる風景が、音楽・振り付けとあいまって10分間のドラマを見ているような、実にお洒落で見ごたえのあるプロローグ。
剣さんと月組メンバーのダンスひとつひとつにもストーリーがあり、幕切れの表情が特に心に残ります。
またこの作品は、当時の月組になくてはならない名役者だった未沙のえるさんの最後の月組生としての舞台でもあり、ある意味剣さんの月組の集大成のようなシークエンスだったのではないかと思います。
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