今日のニュースで、日本女子フィギュア中野由加里選手の引退 を知りました。
バンクーバーオリンピック出場は叶いませんでしたが、その分今月トリノで開催される世界選手権での活躍を願っていただけに、本当に残念です。
現在の日本では浅田選手以外で唯一トリプルアクセルを飛べるスケーターであり、その美しく安定したスケーティングで、トリノからバンクーバーに至るまでの日本女子フィギュア国際大会の出場枠に大きく貢献してきた中野選手の存在はとても大きなものだったと思います。
特に中野選手の代名詞のようにもいわれているドーナツスピンの美しさは格別で、プログラム終盤に入るこのスピンは毎回心躍らされるものがありました。
彼女がオリンピックに縁がなかったことに何とも言えない切なさを感じますが、美しくまっすぐで純粋なスケートの数々をいつまでも心にとどめておきたいと思います。
その中でも最も心に残っている中野選手のスケートは、2008年世界選手権でのフリープログラム。
最終滑走という緊張感漂う中でのノーミスでのパーフェクトな演技は本当に素晴らしかった!!
現地スウェーデンの観客のスタンディングオーベイション。
残念ながらメダルに届きませんでしたが、私の中では表彰台にふさわしい演技だったと今でも思っています。
そのときのフリープログラムです→コチラ
(アメリカABCの放送ですが、スケート技術だけでなく衣装のセンスのよさなどにも言及していて嬉しくなります)
中野選手、本当にお疲れ様でした。
美しいドーナツスピンをありがとうございました♪