暖かかったり、寒かったりしているうちに、もう12月あせる


12/2は「大浦みずきさんお別れの会」でした。


先月訃報を聞いてから、心の片隅に小さく空いてしまった穴。

ずっと応援しているスターさんは他にいて、もちろん言葉も交わしたこともなく、ただ舞台を観ていただけなのに、それでも消すことのできない喪失感。


いいなあと思う俳優さんや外国の映画スターが召されたときもある種の寂しさはありますが、ここまで失われた重さを感じることはないような気がします。


それはやはり劇場という同じ空間の中で、同じ時を生きたからなのではと・・。

舞台の上に立つ人と観客と立場は違っても、同じ空間で何時間かを共に生きた記憶、体に残る思い。

これこそが映像やTVの世界にはない、舞台というものなんだなと実感した数週間でした。


そして遠く華やかな世界でありながら、なぜか舞台にたつ人が家族や友人のように身近に思えてしまう宝塚というものが持つ力をあらためて感じました。


彼女の舞台もきっと私の体のどこか一部になって残っていくのだなと思います。


お別れ会当日、せめて感謝の気持をと仕事帰りに会場まで足を運びました。

もう片付けが始まっていましたが、入口付近にまだ飾られていた写真のなーちゃんに心の中でお礼とお別れを伝えて沢山の方の思いであふれた場所を後にしました。


どうぞ安らかに・・・。