最初の記事に2008年に観た舞台を書いたので、今回は映画です映画





もともと映画は大好きで、多いときは100本近く観たりした年もあったのですが(^^ゞ昨年は体調を崩してしまい、日にちが限定される舞台をどうしても優先してしまったので、ほとんど映画館に行く事ができず・・・残念でした☆





あまり本数を観てはいませんが、その中で私の心に残った映画ということで・・





My Best Movie 2008 & 一言コメント


 


・ 「休暇」
 


(日本)監督:門井肇 出演:小林薫 西島秀俊 大塚寧々他





淡々としたタッチの中に描かれている深く重いテーマが心に響きました。生きていくということに正面から向き合わせてくれた映画でした。西島秀俊さんが素晴らしかった。観てよかったと思える1本でした。





・ 「歩いても歩いても」
 


(日本)監督・原作・脚本・編集 : 是枝裕和 出演:樹木希林 原田芳雄 阿部寛他





懐かしい家族の原風景、美しい映像・・でもそこにはきれいなことばかりでなくリアルな家族の現実もきちんと描かれていてドキっとしたり切なくなったり。そんな色々も含めて両親を家族を愛おしく大切に思うことができる映画でした。是枝監督のティーチインにも参加できて思い出に残る1本です。   





・「モンテーニュ通りのカフェ」
 


(フランス)監督:ダニエル・トンプソン 出演:セシール・ド・フランス ヴァレリー・ルメルシエ シュザンヌ・フロン シドニー・ポラック





エッフェル塔が間近に見えるパリ、モンテーニュ通りのカフェでの出会いと別れ。とにかく登場人物が皆魅力的!特にカフェ常連客のベテラン女優や定年間近の劇場管理人の女性のエピソードが味わい深く、年齢を重ねた女性を魅力的に描くことができるヨーロッパ映画をうらやましく思います。大好きな監督であり俳優のシドニー・ポラックの遺作でもあり忘れられない1本です。





・「ヤング@ハート」


(イギリス)監督:スティーブン・ウォーカー 出演:コーラス隊「ヤング@ハート」





アメリカ マサチューセッツ州にある平均年齢80歳のコーラス隊「ヤング@ハート」がコンサートを上演するまでの6週間を追ったドキュメンタリー。歌うのはクラシックではなくロックやR&B!無理に盛り上げたり感動的な演出をするのではなく、ありのままの彼らの姿を映してくれていて、その生きるエネルギーに


励まされました。特に印象的だったのは彼らが刑務所を慰問するシーン。最初は老人達のコーラスに馬鹿にしたような表情だった受刑者が歌が終わった後涙ぐむ姿に、本当に力あるものはまっすぐに人の心を動かすんだなあと感じました。大きなパワーをもらった1本です。





舞台はもちろんですが、映画もやはり映画館で観たいといつも思っています。字幕があってもなくても、スペクタクル大作(あまり好きじゃないけど(^^ゞ)でもしみじみドラマでも、やっぱりスクリーンから感じられる息づかいや風景、そしてエンドクレジットが出る瞬間・・暗闇の中でしか味わえない貴重な体験だと思うので・・体力・物理的になかなか難しいですが(^^ゞこれぞ!という映画には今年も映画館でお目にかかれるチャンスがありますように♪