丸の内に出かけたら、こんなチラシをもらいました。
来年の3月30日から宮古島に新たに就航するジェットスターの運賃が片道6,990円~に決まったそうです。
これはすごいですよ。ANAの直行便の普通運賃が片道71,100円だったのですから。10分の1になるということです。
宮古島は川がないので海は透明、珊瑚が隆起してできた島なので砂浜は真っ白です。
沖縄のメジャーな島では一番綺麗な海が満喫できます。
しかも、イオンショッピングセンターやドン・キホーテ、さらにはヴィレッジバンガードまであって、離島特有の不便さはありません。
思い立ったらすぐ飛んで、必要なものは現地調達でいけちゃいます。
そんな宮古島ですが、いくつか注意事項があります。
① ジェットスターが就航するのは宮古空港ではなく下地島空港
JTAやANAが飛んでいる宮古空港は市街地の近くにありますが、ジェットスターが就航するのは宮古島の2つ隣りの島である「下地島」です。
宮古島とは橋でつながっていますが、宮古島市の市街地までは15km、東急ホテルやアラマンダなどのリゾートホテルまでは20km以上あります。沖縄はタクシーが安いですが、4,000~5,000円ぐらいする距離です。市街地までは路線バスが走るようですが、レンタカーのない方は要注意ですね。
ついでに、東京側の空港は羽田じゃなくて成田です。ジェットスターは搭乗時刻の25分前には搭乗口にいないと置いて行かれるので、6:30には成田空港に到着している必要があります。ジェットスターは駅からクソ遠い第3ターミナルですので、子供やお年寄り連れの方はもっと余裕を見た方がいいです。
下地島空港の17エンド横のビーチは特に海が綺麗なことで有名だったけど、空港が営業を始めたらもう行けなくなるかも知れません。
② 宮古島はバブルでホテル代が高い
私はここ15年ぐらい、毎年1~2回宮古島を訪れているのですが、この5年ぐらいでホテルの価格が2倍ぐらいになったと思います。
2013年度までは「40万人」程度だった宮古島への観光客数は2017年度には「98万人」に増えました。
特にこの3~4年の伸びが異常で、「バカに見付かった」状態です。
(沖縄タイムスより)
需給バランスが崩れていますので、夏に東急ホテルやアラマンダに泊まるには1室1泊:10万円はします。
しかもうるさい中国人がわらわら。
石垣島や小浜島のリゾートよりも安価で人が少ないのが個人的に気にいっていたのですが、最近は駄目ですね。
客が増え過ぎて営業時間を短くする飲食店も出てきました。(まったり営業していた店は観光客の増加を喜んでいません。)
下地島空港にはジェットスターだけでなくアジア各地からLCCが就航してくると思いますので、バブルはさらに続きそうです。
フライトが安くなってもトータルでは高く付くかもしれません。
③ 宮古島を代表するビーチは台風で壊滅状態
昨年、台風18号が宮古島を襲い、砂浜や植物やまもる君に大きな被害が出ました。
さらに今年は宮古島が複数の台風の通り道となり、被害がさらに拡大しています。
宮古島を代表するビーチである「与那覇前浜ビーチ」(東急ホテルの前)はこんなに綺麗だったのですが、
台風で砂浜は浸食され、樹木も枯れ、いまや、こんなに無残な状態です。
(宮古毎日新聞より)
砂浜にある長いウンコみたいのはサンドバッグ。去年の台風被害を受けて、これを地中に埋めて砂を盛る工事をしていたんですけどね。
オレンジ色の屋根の建物はビーチハウス(宿泊客用のシャワー室など)ですが、地盤が崩落しそうなので使用禁止になりました。
④ LCC特有のオプション費用に注意
ジェットスターはLCCですので、JALやANAでは聞いたことがないような手数料を取られます。
手荷物を預ける場合は3,500円(15kgまで)、電話予約するには2,780円、座席指定をするには480円~、クレジットカード決済するには500円…
リゾートに行くのですから、荷物は大きくなるし、フライトはゆったりしたいですよね。
私は引続きANAでいいかな…ジェットスターは土日1泊ならありかも。