これでも色々と、去年は要らん物をどんどん処分したんだけど、
まだくたびれてもいない靴を捨てるって、ちょっと出来かねる...
とはいえ20年も履いてなかったこのハイヒールスニーカー...
年齢的にもうこんなの似あわないわ...と、お蔵入りしていたものの、
多分5回位しか履いた事が無く、しかもファッショナブルで、
パリで買ったこの赤い靴が、可愛くて愛しくて、どうにも捨てられなかった。
しかし、ひっさびさに箱から出してみたら、ヒールゴム部分が劣化してボロボロになってた。
ああ、これでやっと捨てられるわ。
でもやっぱり、愛した靴だから、記念に写真に収めておく。
これ履いて歩くと、とても気分が良くなって、ウキウキして歩いたっけ。
パリで買って、そのままLAに飛び、街中で履いていたら、
随分何人ものすれ違う人たちに、
うわっスゴイカッコいいねその靴!!とてもいいよ。どこで買ったの??
と聞かれたもんだ。
欧米人の好きな処ってこういう所。
知らない人でも、いいねそれ!!って感じたら躊躇しないで話しかけてくる。
だから私もそうしていた。でも...日本に帰ってきた今でも、そう言う気持ちになることがよくあるけど、、、、
変な奴、とか怪しい人として警戒されるからなあ。
褒める、って、褒める方も褒められる方も楽しい気持ちになると思うんだけどなあ。
LAにいた頃、すんごい仕事で苦労してたにもかかわらず、
そういう意味で、ちょっとした知らない人との短い会話で、随分と心が救われていたもんだっけなあ。
日本、好きだけど、そう言う部分が、とてもさびしい。