たとえば、あなたが3,000円の映画チケットを買ったとします。
でも、当日になって気づく。「あれ…この映画、めちゃくちゃレビュー悪くない?」
そして心の中で戦いが始まるのです。
「せっかく3,000円払ったんだから、行かないともったいない!」
「でも絶対つまらないやつやん…家で寝たい…」
はい、この“もったいない”が暴れ始める原因こそ――
サンクコスト(埋没費用) です。
🔍 サンクコストとは?
すでに払ってしまって、取り戻せないお金や時間のこと。
未来の判断に影響させてはいけない“もう戻らないコスト”のことです。
つまり、
- 映画代
- 予約してキャンセル料が返ってこない分
- 行列で30分並んだけど後から別のもっと良い店を見つけた時間
こういうの全部サンクコスト。
😱 よくあるサンクコストのワナ
● ソシャゲの課金地獄
「ここまで課金したんだから、辞められない!」
→ いや、やめていい。
● いまさら転職したら“もったいない”
「この会社に何年もいたのに…」
→ その“何年”は帰ってこないですが、未来は変えられる。
● 読みかけのつまらない本
「買ったし、最後まで読まないと損」
→ 損してるのは“あなたの時間”。
💡 サンクコストを無視すると人生が軽くなる
サンクコストは、“過去”に払ったコスト。
意思決定は、“未来”に向かってすべきもの。
それなのに、私たちはついつい過去に足を引っ張られる。
でも冷静に考えれば…
戻らないものに縛られて、未来を悪くする必要はゼロ。
むしろ、
「過去はもう払った。これから得する行動だけを選ぶ」
これが最強の思考法です。
✨今日の教訓✨
サンクコストは未来を守るために“切り捨てていい過去”。
もったいないと思う心こそ、実は一番もったいない。
