スマホの充電が“1%”になった瞬間、急に人生の選択肢が狭まりますよね。
「LINE返信するか…帰り道調べるか…どっちの命を救う?」みたいな。
そこで頼りになるのがモバイルバッテリー。
ただ、買おうと思ったら必ず出てくるアレ。
「mAh」
「W」
「Wh」
…いや、急に理科の授業やめてもろて?😇
今日はそれを解説します。
🔋mAh(ミリアンペアアワー)=タンクの大きさ
一番見かけるのがコレ。
mAhは“バッテリーがどれだけ電気を貯められるか”を表す単位。
- 5,000mAh → コンパクト
- 10,000mAh → 安定の標準
- 20,000mAh → ほぼ弁当箱、でも最強
イメージで言うと…
mAh=水筒の容量
どれぐらい入るかがわかる。
ただし!
「10,000mAhだからスマホ2回充電できます!」はだいたいウソ。
変換ロスがあるので、実際は6〜7割ぐらいしか使えません。
(メーカーもそれは言わない)
⚡W(ワット)=充電のスピード
最近やたら見かけるのがコレ。
Wは“どれぐらいの勢いで電気を流せるか”を表す単位。
- 5W → 昔ののんびり
- 20W → iPhone急速充電OK
- 30W → タブレットも余裕
- 65W → ノートPCまで充電できるやつ
つまり、
mAhが“タンクの大きさ”で
Wは“蛇口の太さ”。
タンクは大きくても、蛇口が細かったら
そりゃチョロチョロしか出ません。
🔌Wh(ワットアワー)=航空会社がチェックするやつ
飛行機に持ち込むときに出てくる謎の単位。
Whは“実際に使える総エネルギー量”。
だいたいの計算はこれ👇
Wh = mAh ÷ 1000 × 電圧(3.7V)
10,000mAhなら
10,000 ÷ 1000 × 3.7 = 約37Wh
航空会社の規定は
- 100Whまで → 普通に持ち込みOK
- 100〜160Wh → 申請でOKの場合あり
- 160Wh以上 → 基本NG
つまり、一般的なモバイルバッテリーは
飛行機でほぼ問題なし。
🧪要するにどう選べばいいの?
✔ 普段使い → 10,000mAh / 20W
✔ 旅行や出張 → 20,000mAh / 30W以上
✔ PCも充電したい → 30,000mAh級 / 45〜65W
そして最大のポイントは…
「重すぎるやつは結局持ち歩かなくなる」
これ、真理。
📝今日の教訓
単位は難しそうに見えるけど、
“水筒の大きさ(mAh)”と“蛇口の太さ(W)”がわかれば勝ち。
あとは“重くて持ち歩かない”という最大の敵を忘れるな。

