◆ むくみの正体
「朝起きたら顔がパンパン」「夕方になると足首が靴下の跡でクッキリ」――これが俗にいう「むくみ」です。医学的には体の中の水分(血液やリンパ液)が皮膚の下に余分にたまっている状態のことを指します。つまり、体の水分バランスが崩れているサインなんですね。
◆ なぜ水分がたまるの?
- 重力の影響
立ち仕事やデスクワークで長時間同じ姿勢をしていると、足に水分がたまりやすくなります。 - 塩分のとりすぎ
ポテチやラーメンなど、塩分が多い食べ物を食べると体が水分をため込もうとするため、むくみやすくなります。 - 血流やリンパの流れが滞る
運動不足や冷えで流れが悪くなると、余分な水分が排出されにくくなります。 - ホルモンの影響
特に女性は生理周期によってむくみやすくなることがあります。
◆ 放っておいていいの?
基本的に一過性のむくみは心配いりません。寝ている間に回復したり、軽く運動するとスッと引くことも多いです。
ただし、毎日強くむくむ・朝からひどい・片側だけむくむといった場合は、腎臓や心臓など病気のサインのこともあるので注意が必要です。
◆ むくみ対策のヒント
- 軽いストレッチやウォーキングで血流を促す
- 足を少し高くして寝る
- 塩分控えめの食事を心がける
- お風呂やマッサージで体を温める
◆ まとめ
むくみは「ただの水太り」ではなく、体からの小さなSOS。
生活習慣の見直しで改善できることが多いですが、気になる場合は早めに医師に相談しましょう。
