風邪のあと、咳が長引くのは加齢のせい!? 〜おじさんおばさん肺の逆襲〜

> 「もう熱は下がったのに、咳だけ3週間くらい続くんだけど!?」
「会社でずっと咳してたら『風邪まだ治ってないの?』って3回くらい言われた」



…これ、40歳前後から増えるあるある現象です。

■ 昔は「一晩寝たら全快」だったのに…

20代の頃は、風邪ひいても1日休めばケロッと復活していたはず。
しかしアラフォー以降、風邪後の咳はしぶとい。まるで昭和の演歌歌手が最後のロングトーンを粘るかのごとく、
「まだ終わらんよ…」 と肺が自己主張してきます。

■ 原因は「年齢+体のセキュリティ低下」

加齢とともに、

気道の回復スピードが落ちる

免疫の立ち上がりが遅い

のどの粘膜が「もう頑張れません」と早退しがち


結果、風邪のウイルス本体は倒しても、戦場跡の炎症だけがしつこく残る…
いわゆる**“おじおば後遺咳”**状態になるわけです。


■ 喘息っぽい咳になるワケ

長引く咳のせいで気道が敏感になり、ちょっとした刺激(冷たい空気、ほこり、笑いすぎ)でも発作的に咳き込みます。
おかげで、周囲からは「もしかして喘息…?」と心配されたり、逆に電車で距離を取られたり。
冬場なんてマスクしてても怪しい視線が刺さるのはあるあるです。

■ 対策:おじさんおばさんの咳延長戦を制するには

1. 加湿器フル稼働(湿度50〜60%は肺のバリアに優しい)


2. カフェイン少なめの温かい飲み物(ミルクティーや生姜湯が◎)


3. 無理して笑わない(咳のトリガーNo.1は「爆笑」)


4. 必要なら病院で咳止め&吸入治療(長引くなら放置NG)



■ 最後に

若い頃のように「風邪引いてもすぐ治る俺」を卒業した瞬間、それはもう中年肺の仲間入り。
でも大丈夫、みんな咳してます。
咳仲間同士、電車で目が合ったら軽くうなずきましょう。咳の民は咳の民を知るのです。