〜ちょっと無骨でオシャレなあの壁の正体〜


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👷はじめに:無機質なのに…なぜかカッコいい

街を歩いていて、たまに見かける無骨なグレーの壁。

「え?これって塗装してないの?」 「なんで仕上げしないで終わってるの?」

と思ったことありませんか?

あれ、実はちゃんと**「デザイン」**なんです。

その名も——
✨コンクリート打ち放し(うちっぱなし)✨

今回はこの不思議な名前とその正体に迫ってみます!


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💬そもそも「打ち放し」って何?

「打ち放し」=打ったまま、放っておくという意味。
コンクリート業界では、型枠に流し込んで固めたコンクリートを、あえて仕上げ材や塗装をせず、そのままむき出しにする施工法をそう呼びます。

つまり!

🧱コンクリートを型に流す(=打つ)
🎨普通なら塗装やクロス貼りで仕上げる
❌でも「打ち放し」は仕上げナシで、そのまま!

だから
👉「打ち放し」=打って放ったままの状態
というワケなんです!



🧱なぜあえて「そのまま」なの?

ふつう仕上げるところを、わざわざ仕上げない——
…それ、手抜きじゃないの?と思いがちですが、むしろ逆!

「打ち放し」はめちゃくちゃ手間がかかる&高技術のいる工法。

その理由は…

✅理由①:美しく仕上げるには超精密

型枠の設計・組立・打設すべてに超高精度が求められる。
気泡が入ったらアウト。色ムラもNG。
まさに“自然体の美”を演出するために、職人魂が込められてます。

✅理由②:デザイン性が高い

無機質な素材感と、直線美。
この“素材そのもの”の潔さが、現代建築やミニマリスト住宅で大人気!

有名建築家・安藤忠雄の建築も、この「打ち放し」で有名ですね。


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🧽でも…デメリットもあります

美しいけど、良いことばかりじゃありません!

汚れやすい(雨垂れなど)

断熱性が低い

ひび割れやすい

補修が難しい


そのため、外観に使うときは防水処理や撥水コーティングが必須。


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✨まとめ:あの無骨さに、ロマンあり

「打ち放し」という名前、
ちょっとラフに聞こえるかもしれませんが——
実は職人技と美意識の極み。

仕上げないのではなく、仕上げる必要がないほど美しい。
そんな自信の表れとも言えますね。



🛠️今日の一言まとめ

「打ち放し」は、あえて“そのまま”を魅せる究極のこだわり!