出勤ラッシュの朝。駅の構内や通勤路は、まるで動物園の脱走劇。そんな中、必ず現れるのが、“避けないマン”。そう、まるでイノシシのように一直線に突っ込んでくるあの人である。

こっちは人をよけながら右に左にスラローム走行してるのに、彼(または彼女)は違う。進路変更?なにそれ? 目の前に人がいようが、ベビーカーがいようが、お構いなし。もはや自分が道路で、他人は障害物だと言わんばかりのド直進。よく見ると目は死んでるか、逆に獲物を狙う猛獣のようなギラつき。どっちにしても、こわい。

こちらが「すれ違うかな」と思ってよけた瞬間、なぜか同じ方向に寄ってくる。結果、ぶつかる。向こうは「え?」みたいな顔をして、さっさと去っていく。いやいやいや、お前が避けんかい。

もしかして、自分が世界の中心だと思ってる? それともスマホを見ながら自動運転モードに入ってる? どっちにしても危険極まりない。イノシシ歩き、迷惑すぎて職場につく前にHP削られるんですけど。

しかもこういう人に限って、混んでる電車の乗り降りでも全力アタックしてくるから厄介。体当たりされて「すみません」の一言もなし。むしろ、「なに立ってんだよ」的な無言の圧力。こっちは被害者ですけど?

…というわけで、朝からイノシシに突撃されて消耗してるそこのあなた。今日も一日お疲れさまです。自分は道を譲る側でありたいけど、譲ったら負けな気もしてきた2025年の梅雨。