「今日こそは一人で静かに、うどんをすすって午後に備えよう」
そんな決意を胸に出社した日ほど、高確率で“あの人”から声がかかる。
「お、ちょうどよかった!ランチ行こうよ!」
……タイミングが絶妙すぎて、もはやどこかで見られてるんじゃないかと疑ってしまう。
もちろん、普段ならありがたい。誘ってもらえるのは嬉しいし、たまには雑談もいいリフレッシュになる。でも、あるんです、そうじゃない日が。昨日の夜更かしが祟って眠い、資料作成で気が重い、あるいは単に「人と喋る気力がゼロ」。そんな“ぼっち飯モード”の日に限って、なぜか社交の風が吹いてくるんですよね。
しかも誘ってくるのが、いわゆる“空気読まない先輩”だったり、“ランチ中も仕事トークを止めない上司”だったりすると、もう内心はため息だらけ。でも断るのも角が立つし、結局「行きます……」と愛想笑いでついていく自分がいる。
結果、食べた気がしないランチタイム。胃よりも精神がもたれる午後の仕事。お昼の時間って、誰のための休憩なんでしょうね……?
ただ、いざ断って一人で食べた日に限って「あれ、◯◯さん、機嫌悪い?」なんて変な噂が立ったりするから怖い。人付き合いって、本当に体力が要る。
次こそは「今日だけは一人でランチ行きたいです」って言える勇気、持ちたいなぁ。いや、でも言ったら言ったで気まずくなるし……って、もう無限ループ!

