新幹線に乗るたびに思うんですけど、あの「荷物にも人格ある説」を信じてる人たちって、どこで教育受けたんでしょうか。


「この席、空いてますか?」と聞くと、「あ、荷物置いてるんで…」と返される謎の間合い。え、それってつまり「私のカバンさんが先に席買いました」ってこと? JR東日本さんも驚きの荷物優遇システム、絶賛運用中なんですか?


だいたい、そのカバンって中身はノートPCとコンビニの袋じゃん。座席に座って風景見てるわけでもなく、文句も言わないそのカバンに、なぜそんなVIP待遇を? カバンを人扱いする前に、こっちは人間なんですけどね。


そもそも、席って「人」が「座る」ためにあるんですよね? 新幹線はカバンの修学旅行じゃないんで。


まぁ、たまに「どうぞ」って笑顔で荷物をどけてくれる人もいて、その瞬間に世界はまだ捨てたもんじゃないって思えるんですけど。逆に「は? ここ、うちのカバン座ってますけど?」みたいな顔されると、一瞬で心の富士山が噴火します。


次からは、こっちもぬいぐるみでも連れてって、堂々と隣の席に「うちのクマちゃん、指定席とってます」って言ってみようかな。案外、話の通じる世界になるかもしれません。