若奥様が

「住職の準備ができましたので

本堂の方へいらして下さい」

と呼びにきて下さいました


流れとしてはまず本堂で

お経を唱え

その後

祖母のお墓と叔母のお墓

の前で閉眼供養


閉眼供養とは、お墓の引越し(改葬)や、リフォーム、墓じまいなどに伴ってお墓から遺骨を取り出す際に、お墓に宿っている故人の魂を抜き取るための儀式です。


その後、骨壷をお寺内の

共同墓地へ移動して

最後にお経を唱えて

終了とのことです


紫色だったかなぁ

何色か忘れてしまったけど

鮮やかな袈裟をお召しになり

住職さんがお見えに

なりました


オーラを感じますラブ


1年前お墓をどうするか

相談しに伺った時


腰を痛めておられ

歩くのも大変そうで

かすれて小さい声で

聞き取りづらくて

住職さん大丈夫かしらと

母と一緒に

心配してたのですが‥


再び今年4月に

墓じまいの日にちを

決めにお寺に伺った時は

その時よりも元気になられ

ちょっと安心


そして

墓じまいの当日は

さらに元気になられて‥

なんか会うたびに

住職さん元気になってる

気がします


住職さんは50年前

先代の住職さんの1人娘さん

と結婚されてこのお寺を

引き継ぎました


住職なりたての頃

祖母と叔母

法要の支度が整うまで

控室で2人で

タバコをふかして

待っている姿が印象的

だったそうです

2人ともヘビースモーカーだったからなぁ


2人の墓じまいを

するのはとても

感慨深いものがあります

おっしゃってました


私もこの墓じまいを

通じて


母から私の知らない

祖母と叔母の話を

色々と教えてもらいました


30代にして

未亡人となった祖母


妻子ある人と付き合い

生涯独身でいた叔母


波瀾万丈な2人の生涯




住職さんの唱える

お経を聞きながら

祖母と叔母のことを

考えていたら‥


なんだか

ふわぁっとした感覚に

包まれて自然と

涙が溢れてきました