生簀のスイミー | baritontaroのブログ

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趣味の声楽などに関する勇み足風の
所感です。たまに本業の印章彫刻に
ついてもホンネを暴露します。

時に顰蹙を買うようなことを言います
が、何卒ご容赦のほどを。

派遣カメラマンをやっている娘が、またある保育園の年長さん発表会での出来事を話してくれた。

 

 

『スイミー』という物語(絵本)は、私より相対的に若い世代は、小学校の国語の時間に習っていることと思う。小魚が大きな魚に食われないようにスイミーを中心に団結するという話である。その演劇をやったというのだ。

 

 

(画像はお借りしました。以下同じ)。

 

 

 

演劇終了後、園児たちはそれぞれどんな役をやったのかを含めて自己紹介することになっていた。口上の模範はこうである。

 

 

「『スイミー』でイソギンチャクの役をやりました磯野アジオです。ゆらゆら手を動かしつづけるのが大変でした」とか。

 

 

きちんと言えた子もいたが、何人かは爆笑を誘ったという。

 

 

「スイミーのイソギンチャクです」(爆)

 

「イセエビです」(爆)

 

 

 

 

本当にこの年代の子たちはかわいいものだ。彼らの未来に幸あれ!

 

 

 

 

しかし、今の世、協力とか団結とかを快く思わないマグロ勢力は、一計を案じてまやかしの「協力」・「団結」を小魚たちに強いているように思われてならない。小魚たちに広い海ではなく、それと気づかぬうちに生簀を用意することによってである。私たちには新しい「スイミー」が必要なのだ。

 

 

 

 

ありがとうございました。