左脚を骨折してから間もなく2年になる。杖は要らなくなったが、未だに機能は元通りにはなっていない。左脚だけピノキオの脚を着けたみたいな感じで、ぎくしゃくぎくしゃくとしている。若干の痛みも残っているから、自然に任せているとよたよたよたよた、さも老いぼれの歩き方になってしまう。もちろん駆け足はできない。
↑ネットからお借りしました。(以下同じ)
penさんなら上手く描くんでしょうけれど・・・・。
たまにバランスを失ってヨロヨロドーンと横ざまにすっ倒れることがある。極めて危険である。だから外に出るときは、歩道では車道側から距離を取り、駅ではホームの端に行かないようにしている。
しかし・・・・と私は考えた。
これは心の持ち方にもよるのではなかろうかと。
左脚が悪い悪いと意識的・無意識に思っているのが原因で歩き方がぎこちなくなってしまうのではないか。多少の無理はしても、若者みたいに颯爽と歩こうとすれば歩けるのではなかろうか。
それで、今日は買い物に行くときに、欧米人のように大股でポーンポーンと脚を前方に投げ出すような歩き方をしてみた。以前はこうやっていたんだよ。
・・・・ううん、少ししんどいのだけれど、できることはできる。
行き帰り600メートルをこれで通した。
いいねえ、こうすると自然に背筋がシャキッとし、風景がぐらぐら揺れないことが分った。
これだよ! まずは姿勢からなのだ!
私は若者に戻ったかのような、溌溂とした気分に浸されたのだった。
(声楽もこうなればいいんだけれど)。
いつまでつづくかな?
ありがとうございました。