3月26日(水)から4月2日(水)まで、オフを利用して東急レイエスさんの通訳として遠征に帯同させていただきました。

例年、日本の若い選手たちの成長に驚かされています。

日本のサッカーは急速に進化していると感じます。

もちろん、フットボールの最先端は依然として欧州にあり、彼らがフットボール先進国であることに変わりはなく、そして彼らもまた日々進んでいることも間違いありません。



ただ、日本人の賢さや勤勉さ、規律、団結心、犠牲のスピリットなどは、歳月を経るごとに研ぎ澄まされて世界の舞台でも明らかな特徴としてピッチ上で表現されています。


そして、適応力

日本人の知恵と周囲の状況を読み取る能力は、世界の中でもずば抜けています。
サッカーで言えば、ピッチ内で「今何が起きているのか」といったことを察知する能力に非常に長けていると感じます。


“空気を読む”という文化は、他国では類を見ない尊重されるべき文化です。

それが、調和していく力を生み出しています。そこに適応のカギがあります。



最後の練習試合となったエスパニョール戦は、前半を0-0で耐えたこともあり、彼らの本気を引き出せたと思いました。
強く、速く、巧い彼らに圧倒された一戦。この体験が、また選手たちを逞しくさせてくれるでしょう。
そうして強くなっていく。
もっと図太く、強かに。




レイエスさんのブログでも、紹介していただきました↓
http://ameblo.jp/tokyu-reyes/entry-11812203379.html



彼らは異国という非日常をやり過ごし、自国での日常に帰っていきます。

僕もまた、他の仕事を通じて、普段の生活に戻ってきました。
スペイン人の罵り合いを見ると「あぁ、いつもの生活だな」と思ってしまいます。笑

非日常を、日常にフィードバックしていくことが、最も大切でしょう。


東急レイエスの選手・スタッフの方々、新たな経験をさせていただき、ありがとうございました!!

また世界のどこかで、サッカーを通じて再会しましょう!

自分自身における表現のサイズというのを、大きくしていきたいし、広げていきたい。

身の丈に合った仕事量をこなすことに満足するのではなく、
いつもスケールを超える仕事を自分に要求することで、それは可能になる。
可能になる、というよりかは、それによって初めてその可能性が生まれる。

サッカーでは主役が常に選手であるように、
その「表現」における主役は自分でなければならない。
主役だからこそ生じる責任、責務。
それを意識して引き受けることによって、サイズというのを大きくしていけると信じている。



コミュニケーションには、YESとNOの二者択一を統一する、不思議な力がある。

その過程で、YESの意味もNOの意味も変わってくる。

スポーツの世界には、勝ち負けが存在する。
いわば、競争の世界だ。

しかし、サッカーのような団体スポーツで、「自分が一番になる」というエゴだけを剥き出しにしていけば、一体どのような展開がなされるだろうか。

矛盾しているようだが、エゴや野心はある程度必要だ。
だが、そのうえで協力していく姿勢、コラボレートしていく重要性に気付かぬ者は、やはり淘汰されていくような気がする。

自分がチームであり、チームが自分なんだ。