イニエスタが左アタッカーっていいよね/コパ準決勝2nd leg:レアル・ソシエダ対バルセロナ | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

コパ・デル・レイ準決勝2nd leg
レアル・ソシエダ1-1バルセロナ

先発
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
MF:セスク、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ピント

交代
後半21分、シャビ→ソング
後半31分、アレクシス→ペドロ
後半45分、ブスケツ→バルトラ

得点者
メッシ


コパの準決勝2nd legは1-1の引き分け。合計スコアは3-1でバルセロナが決勝進出を決めました。
メッシが週末のセビージャ戦と同様、圧巻のゴール。調子を上げて来ています。イニエスタもキレキレで、ボールに触らないで体でフェイントを入れる緩急自在な変態プレーが見られました。怪我から戻ってきてから徐々に調子が上がっていますね。それに加えて、この試合はバルセロナのパスのリズムが素晴らしく、ペップ時代のバルサを見ている気分になりました。

イニエスタが左アタッカーっていいよね。
先発でイニエスタが左アタッカーで出場するのはとても久しぶりなことではないでしょうか。そして、この日の試合を面白くしたのは、このイニエスタのポジションだったと思います。
やはりイニエスタは密集地である中央で生きる選手だと思います。左サイドでの出場でもそこからどんどん中へ入っていきます。この動きによって、左サイドのスペースが自由で流動的になっていました。ここの空いたところをアルバがオーバーラップしたり(ペドロやアレクシスが左アタッカーの時より多かったと思います)セスクがポジションチェンジしてうまく入っていったりしたことによって、パスワークのリズムが生まれていました。

イニエスタのポジショニングによって、中央に人が多かったですが、それぞれかぶる事無く距離感がよかったですね。いつもより多くのパスコースをつくることが出来ていました。これによって、いいリズムでのポゼッションサッカーが実現していたと思います。これまでの、すぐにクロスを上げるような縦に早いマルティーノサッカーに慣れていたので、新鮮な様で懐かしかったですね。バルサのポゼションサッカーとショートパスでの崩しが戻って来たなと思いました。


圧巻のメッシ。
決勝進出を決定的なものにしたのは、やはり異次元メッシでした。
前半27分、相手のミスからボールを得たメッシは、間隔はあったとはいえソシエダディフェンダー5人に包囲された状況から、1人でゴールまで持っていってしまいました。首を振り、周りを確認しながらのドリブル。左サイドにスペースがあったんですが、ペドロが右サイドを走っている以外のフォローは無い状況でした。そんな状況から1人で点を決めてしまうんだから驚きです。ドリブルも凄いですがシュートも見事でしたね。シュートコースが空いたのはほんの一瞬しかなかったように見えました。ソシエダとしては、ミスはしたけれどまさか失点までいくような致命的なものとは考えていなかったでしょう。全く驚きのゴールでした。

もちろんこのゴールはアウェーゴールです。ソシエダの決勝進出には4点が必要になり、ほぼ勝負ありでした。早い段階でバルセロナは楽な状態になりましたね。


ソシエダの意地。
後半にはお互いゴールに迫るシーンの多い、楽しい試合になりました。ソシエダは意地を魅せ、後半41分にグリーズマンが同点ゴールをあげました。このグリーズマンとベラは1st leg同様にバルサにとっては嫌な存在でしたね。ベラの豪快なシュートがポストを叩くなどピンチも多かったです。最後のところでマスチェラーノの粘りやピントの好セーブで切り抜けました。
 

この試合だけ見れば、すっきりと勝ちきれなかった事は心残りではありますね。とてもいい攻撃が出来ていたので、もう少し点を取れたんじゃないかなと思います。ただ、見ていて楽しい崩しをするバルセロナが戻って来た印象があって、それがなにより今日の試合を見た収穫でした。