さて、チャンピオンズリーグのグループG初戦、バルセロナ×スパルタク・モスクワがカンプノウで行われましたよ。
僕はこのスパルタク・モスクワというチームは全く知らないんですが、監督は昨シーズンまでバレンシアを率いたウナイ・エメリだそうです。
というわけで、バルセロナのことは熟知している相手ということになりますね。
関係ないですが、僕はウナイ・エメリの顔がなんだか吸血鬼みたいに見えて凄く好きなのです。
バルセロナのスタメンは次の通り。
GK:バルデス、
DF:アウベス、ピケ、マスチェラーノ、アドリアーノ、
MF:シャビ、ブスケツ、セスク、
FW:ペドロ、メッシ、テージョ。
バルセロナは早くも前半10分程でピケが交代してしまいます。
コーナーキックを右足で合わせた時の接触での怪我の様です。プジョルも一ヶ月程の離脱なのに…心配ですね。
代わりにソングが入ります。ブスケツが下がってセンターに入るかと思いきや、そのままソングがセンターバックに入っていました。
14分、シャビのダイレクトパスを受けたテージョがペナルティーエリア前で1人かわしシュート。
バルセロナが先制します。細かいステップで振りの速いシュートまで持っていく見事なプレーでした。
29分、スパルタクモスクワの右サイドからの速いクロスをアウベスがさわり、オウンゴール。
ソングの股を抜けて来たボールを、半身になったアウベスなんとかさわったという感じだったんですが運が悪かったですね。
前半はスパルタク・モスクワが11人全員でコンパクトに守り、それをなんとかこじ開けようとするバルセロナ、という感じでしたね。ほぼハーフコートゲームでした。
57分、アウベスのアーリークロスをメッシがゴール中央で素晴らしいトラップから反転しシュートしますが、惜しくもキーパー正面。
そのカウンターを食らったバルセロナは失点してしまいます。
ピケもプジョルもいない不安なディフェンスラインはあっさり崩されてしまいました。
63分、アウベスに代わりアレクシスが入ります。
71分、右サイドからのクロスを大外のテージョが受け、1人かわし中央のメッシへ。これをメッシが難なく決めてバルセロナは同点に追いつきます。
テージョが相手ディフェンダー1人を完璧に外して、中央を冷静に見る時間があったのが良かったですね。
73分、仕事をしたテージョにかわってビジャが入ります。
79分、アレクシスのクロスをメッシがヘディングで合わせ勝ち越しゴール。
この3点目も2点目も深い位置でボールを左右に大きく振ったことによってチャンスを掴みましたね。
このままスコアは動かずバルセロナは3-2で勝利しました。
全員が引いてコンパクトに守る相手に、なかなか簡単には崩せなかった試合でした。
少し前までは、こんなに相手が真ん中を固めてるのにその真ん中からショートパスで崩すの?という驚きのプレーが見られたバルセロナですが、ここ最近ではそういうことも少なくなって来たように思います。
両サイドがワイドに開いていて中央にはあまり入ってこないで、サイドに振ったりすることが多いですね。
クエンカ、テージョが出て来たあたりからでしょうか。
まあ、あれだけ固められてもミドルシュートを全然打たないあたりは変わりませんが。
ピケの怪我が心配ですが、今日はリードされながらもホームで勝てて一安心ですね。