さて、リーガエスパニョーラ第4節、ヘタフェ×バルセロナが行われましたよ。
今日はイニエスタ、アレクシス、アルバが怪我で出られないという前情報は知っていたので、スタメンに注目していたんですが、なかなか驚かされる11人でしたよ。
ビラノバ監督はこの試合も第2節に受けた出場停止処分でベンチには入れません。
今日のバルセロナのユニホームはトロピカルなアウェーユニホーム、遠目から見るとビジャレアルがオレンジ色のビブスを来ているように見えなくもないです。
バルセロナのスタメンは、
GK:バルデス
DF:アドリアーノ、プジョル、ピケ、モントーヤ
MF:チアゴ・アルカンタラ、ブスケツ、シャビ
FW:テージョ、セスク、ペドロ
となりました。
メッシ、アウベスがベンチスタートとなりました。
僕はここ2シーズンのリーガでのバルセロナはよく見ているんですが、メッシがベンチスタートというのはほとんど見たことがないです。
チャンピオンズリーグが始まるというところで、ビラノバ新監督のローテーションに今までとの違いが出て来たという感じがしました。
チアゴはなにげに今シーズン初出場初スタメンでしょうか。怪我でオリンピックでも見られなかったので、久しぶりに目にする気がしますね。
動きはいいと思うんですが、前節で決定機を外したことでいろいろと突っ込まれていたセスクがメッシとイニエスタがいない中でどういうプレーを見せてくれるのか、注目ですね。
25分、チアゴがいい位置で前を向いてボールを受け、突破からシュートまでいきますが惜しくもクロスバーにはじかれます。
ボールを受けたポジショニングもドリブル突破もメッシを思わせるプレーでした。
このシーンではディフェンスラインと中盤の間に上手く入り込み、ボールを受けてからのいいプレーだったんですが、チアゴは積極的に最前線へ飛び出す動きもよく見られました。
31分、セスクの突破からアドリアーノがゴールを決めます。
サイドバックがそこに!という感じです。この辺がバルセロナですね。
ゴールを決めたアドリアーノよりもセスクは喜びをあらわにして、そのセスクの周りにバルセロナの選手達が集まったのが印象的でした。
通常メッシがいる場合では、メッシが歩いている周りでいろいろな選手が動き、スペースを作るという感じだと思うんですが、メッシのポジションに入ったセスクがかなり動き回るので、前線はかなり流動的になっていました。その中で前半半分を過ぎたところからゴールチャンスを作り出せるようになっていました。
後半11分、怪我をしたプジョルに代わりマスチェラーノが入ります。
一度はベンチへオーケーを出したプジョルでしたが断念しました。心配です。
後半13分、チアゴに代わりメッシが入ります。
後半27分、ペドロがペナルティーエリアで倒されPKを獲得します。
これをメッシがゴールほぼ中央に叩き込み追加点。
ペドロはボールをさわる回数は少ない様な気がしましたが、プレーの質は高かったと思います。何度が驚かされるトラップをしていましたよ。
後半30分、テージョに代わりビジャが入ります。
個人的には今日はスタメンを期待していたんですが、残り時間がわずかというところでの投入でした。
後半32分、モントーヤの速いクロスをディフェンスが触れたものをメッシが合わせ、難なくゴール。
バルセロナ、3-0とします。
メッシは途中出場で2得点ですよ。
その後オウンゴールでヘタフェに1点献上してしまいますが、終了間際、ビジャが裏へ抜け出しセスクのパスを受け、ゴールキーパーの股を抜く技ありシュート!
ビジャらしい得点でした。短い出場時間でもワンチャンスをモノにしました。
このまま試合は終了、バルセロナは今シーズンレアル・マドリードに勝利している難敵ヘタフェ相手に、4-1で快勝です。
セスクはメディアから多少風当たりの強い立場でしたが、先発フル出場で2アシストの素晴らしい活躍でした。前線でスペースを作り出す動きや、アドリアーノへ突破からのアシスト、ビジャの飛び出しを見逃さず質の高いパスを送るなど、1試合通してよかったですね。
そして嬉しかったのがビジャの今シーズン2点目。
短い時間でストライカーぶりを発揮してくれました。
昨シーズンは怪我で辛いシーズンだったビジャ、という感じがしますが、実は怪我をする前もリーガではなかなか得点出来ず不調だったんですよね。ところが復帰してからの本当に”らしい”得点だったので今後はやってくれそうですよ。
是非先発で、MVPで見たいですね!