さて、キリンチャレンジカップ、日本×UAEが行われましたよ。
9月11日に行われるブラジルワールドカップのアジア地区最終予選のイラク戦を控え、日本代表がどういったサッカーを見せるのか、注目の試合です。
日本代表の先発は、
GK:川島
DF:駒野、伊野波、吉田、酒井宏樹
MF:遠藤、長谷部、本田、
FW:ハーフナー、香川、清武
となりました。
ハーフナーの1トップという形です。これはなかなか注目ですね。
前半開始直後、清武の縦パスを起点として、香川、本田と連動した素晴らしい攻撃が見られました。
本田のシュートは惜しくもバーの上でしたが、この試合を期待させてくれるような攻撃からのファーストシュートでした。
この3人が連携して攻撃が出来てくると日本の攻撃はかなり期待出来るものとなるのでは。
相手のUAEはしっかりとボールを繋ぎ、自分たちのテクニックに自信をもって攻撃を構築している印象です。
全ての選手が自国リーグでプレーしているらしいのですが、いいサッカーしてます。
ほぼオリンピックの年代のようで若い選手達で構成されるチームなので、今後のUAEはアジアでは注目の存在になっていきそうですね。
44分、酒井からこの試合初めていいクロスボールが上がり、ハーフナーがダイビングヘッドで合わせますが惜しくもキーパーに阻まれます。ここは決定的なシーンを作り出せましたね。
前半は立ち上がりの最初の攻撃は素晴らしかったものの、その後は決定的な縦パスが通ったりすることは少なく、日本の攻撃は停滞していた印象でした。
守備の連携が不安に感じるシーンが多々見られました。解説の都並さんからは4バックの距離感が遠いとの指摘。
後半の最初から日本は選手交代。
伊野波→水本
長谷部→細貝
香川→岡崎
と3人が交代で出てきます。
後半もUAEがいい攻撃を仕掛けてきます。中盤の選手達の距離が近く、ショートパスをまわしてリズムをつくり攻撃を構築してきます。
正直UAEのサッカーの方が面白いです。
ただ日本代表の守備は決定的なシーンまでは作らせませんでした。
後半18分、本田にかわり中村憲剛が入ります。
後半24分、駒野のクロスからハーフナーがヘディングで先制!
これまであまり目立たなかったハーフナーですが、駒野からの素晴らしいクロスをきっちり決めました。
ここまでハーフナーの高さを生かした攻撃が全くなかったので爽快なゴールでしたよ。
前の試合のベネズエラ戦といい、今日も駒野は素晴らしい仕事をしましたね。
後半33分、少し足を痛めた酒井宏樹にかわり酒井高徳が入ります。
酒井高徳はこれがA代表デビューとなりました。
終盤は代わって入った選手達が元気に動き回り、前半よりも得点の匂いがします。
岡崎の積極的にスペースに走り込む動きで変化がつきましたね。
41分、遠藤にかわり高橋が入ります。
このままスコアは動かず、1-0で日本代表が勝利しました。
後半は守備も持ち直し、攻撃の方でも結果が出て、うまく修正できたというところがよかったと思います。
個人的には驚いたのはハーフナーがフル出場したことですかね。
この選手に期待するところは高さによる一発だと思うんですが、得点は生まれたものの、結局可能性のあるクロスボールは2本しか無く、ハーフナーというオプションを日本代表がなかなか生かしきれていないと思いました。
9月11日のアジア地区最終予選ではとにかく結果が重要なので、きっちり勝ちにいくサッカーを見せて欲しいところですね。