この試合はオサスナのホーム、エル・サダルで行われました。
昨シーズンの対戦ではバルセロナは3-2で破れ、優勝へ大きく遠ざかってしまったほろ苦い思い出があります。
バルセロナのスタメンは次の通り。
GK バルデス
DF アルバ、プジョル、ピケ、アウベス
MF ブスケツ、イニエスタ、セスク
FW テージョ、メッシ、アレクシス
そしてベンチにはソングが入りましたよ!出番はあるのか。期待ですね。
今日のバルサはオレンジとイエローのグラデーションが鮮やかな南国テイストのアウェイユニホームです。
オサスナのホームユニホームが赤なので少し見づらい様な気もしますが。
前半開始30秒オサスナ、セフードが個人技でゴールチャンスをつかみますが、これはバルデスがナイスセーブ。
立ち上がり慌てるバルセロナ。
前半はオサスナがいい入り方をしました。
かなり激しいディフェンスで流れを掴もうとする態勢です。
2人、3人で積極的にボールを奪いに来ます。
さあバルセロナはシャビがいない中でこの前線からの圧力をどうかいくぐっていくのか。
と、思っていたら前半16分、左サイドのクロスをジョセバ・ジョレンテが角度の無いところを上手く合わせ、オサスナ先制。
うーんクロスが上手く逆サイドまで通って振られてしまいましたね。
バルセロナはイニエスタがリズムをつくろうと、よく動いてボールに絡んでいた印象です。
そのイニエスタにアレクシスからのパスが通り、ビッグチャンスが訪れますがこれを外してしまいます。今日は無双じゃないのかイニエスタ。
ただイニエスタはドリブルはするわ、二列目から飛び出すわ、ミドルは打つわで何でもやってる感じでした。
そのイニエスタに比べると、セスクがあまり目立たなかったかな。
バルセロナはリードされたまま後半へ折り返します。
積極的に走ったオサスナ、疲れがどう出るか。
後半も全員がディフェンスの意識が高いオサスナ。
気持ちが前面に出ていて素晴らしいですね。
対するバルセロナはセスクに変えてペドロを投入します。
アレクシスがトップにずれてペドロは右サイドに入りました。
続いてイニエスタに変えてシャビが入ってきます。
その直後にブスケツが最終ライン中央で倒され(ブスケツのミス?)、オサスナにビッグチャンスが訪れますが、バルセロナはポストに救われます。
ちょっと事実関係が詳しくは分からなかったんですが、このプレーのブスケツへのファールをアピールしたティト・ビラノバが退席処分となったようです。
なんてこった。その風貌から、冷静な指揮官かと思っていたんですがそんなことはないようです。
さらにさらにテージョに変えてビジャ投入。
とにかく点が欲しいバルセロナは一度はシュートコースを塞がれたペドロが粘り、混戦からメッシが意地のゴール!
ついに同点に追いつきます。
このゴールのオフサイドをアピールしたオサスナのプニャルが一発レッドで退場。
試合が荒れてきます。
バルセロナはメッシ、アレクシス、ペドロ、ビジャと完全に前掛かりになって1人少ないオサスナを責め立てます。
そして、ビジャ、シャビ、アルバと繋ぎ、横パスを受けたメッシが逆転のゴール。こういう時に決めてくれる頼もしさがありますよね。
終盤にプジョルが頬に肘打ちをくらい、一度はコートを出るもすぐに戻ってきます。
プレーに戻ってからも時折頬をさすりながらプレーするプジョルを見て、解説の北沢さんが
「プジョルは折れててもやりそうですからね。」との一言。
このまま逃げ切り2-1でバルセロナが逆転勝ちです。
うーんこの試合は審判が安定してジャッジを下していないような感じがしましたよ。
そのせいで後半は少し混乱しましたね。
今日の試合は前半はイニエスタが頑張り、後半は変わって入った選手達によって流れを引き寄せましたね。
セスク、テージョが今ひとつだった様な気がします。
ここ3試合を見るとイニエスタ、ペドロが生き生きとプレーしていてコンディションがいいという感じでした。
メッシはまだコンディションは上がってはいないようで、”らしい”動きはあまり見られなかったんですが、2点取ってしまう勝負強さがさすがと言ったところでしょうか。
この辺りの選手達を組み合わせてどうやって勝ち進んでいくのか、今後のビラノバ采配に期待ですね。