先日、コロニア・グエル教会へのご案内として親子二人組のご案内をしてきました。
当初はモンセラットまで行く予定であったものの、その場合ですと8時間ぐらい行動することになり
体調面を考えてコロニア・グエル教会だけということになりました。
ちょうど初夏の時期で天気も良く、風も涼しく心地よい空気でした。
地下鉄→カタルーニャ鉄道と乗り継いで、バルセロナの田舎道を散歩気分で歩きつつ教会に到着しました。↓

もともとコロニア・グエル教会は事業家であり、出資者であったグエル氏の要望でガウディが設計、施工した教会です。
当時は第一次産業革命で紡績産業が爆発的に拡大していた時期でそこの工場街にある教会として企画されました。
地下礼拝堂は完成したものの、第一世界大戦の影響で工事は中止に追い込まれ、本堂の完成を見ずに現在に至っています。
ちなみに完成した場合はこのようなデザインになる予定だったそうです。↓

教会の敷地に入ると早速ガウディのデザインらしい十字架を見ることができます。↓

教会の中はアール・ヌーヴォーの影響を受けつつもガウディの独創性があふれるデザインになっています。↓

全く新しいデザインのステンドグラス↓

柱と天井はガウディの自由な発想でつくられていますが、柱の角度や天井のアーチの組み方の中に荷重分散などの計算がしっかりされてます。↓

一見、奇妙なデザインの椅子ですが、座り心地はかなり良いです。↓

本堂が建つ予定だった上層部分は今はまっ平らな屋上となっていますが、いつかこれが完成されたらと思わずにはいられません↓

当日は12:00にホテルから出発して、教会や周辺の町並みを見た後、近くのバルで昼食をとりつつ、17:00に市内のホテルで解散となりました。
交通がわかりにくいのと市街地から離れてしまうので観光客はそれほど多くないのですが、バルセロナの田舎でほっとされたい方にはオススメの観光です。