冬の間に更新していなかった食を一つ。
琵琶湖沿岸、湖北の冬の名物の一つに
鴨鍋があります。
琵琶湖で鴨猟がされていたときの名残ですが、
琵琶湖自体が禁猟になった今でも伝統は残っています。
創業300年とされる「丁子屋」で鴨鍋を食べました。
その日は寒い日で雪が舞っていました。
古い建物で、旅籠の面影が残っています。
冬場は鴨鍋コースのみ(6800円)です。
コイの洗いは臭みを感じない。しっかりした歯ごたえです。
これは師子(モロコ)です。
冬の琵琶湖の名物ですが、最近は少なくなっていて、
高級魚だそうです。
脂がほどよく乗っていて、美味です。
鴨は新潟から
取り寄せている
真鴨。
地元産の野菜を
使っているそうです。
骨を砕いてとった少量の出汁の上に、
ネギをたっぷり敷き詰め、
その上に鴨を乗せる。
あとの味付けは砂糖と醤油。
煮立ったあとの味わいは
関西風のスキ焼のようです。
味付けは当初は砂糖の甘みがあって
好みではないかなって思っていたが、
食べすすむうちに、水分が出てきたいい感じに。
脂が乗った冬の鴨は体が暖まりました。
価格も安いし、窓からは琵琶湖が全面に広がり、
小旅行気分で良かったですよ。