母と子 | バルビゾンの風

バルビゾンの風

バルビゾン派(バルビゾンは、École de Barbizon)は、
1830年から1870年頃にかけて、フランスで発生した絵画の一派である。
フランスのバルビゾン村やその周辺に画家が滞在や居住し、
自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いた。1830年派とも呼ばれる。

 

母と子

種類    デッサン(紙に黒チョーク)
サイズ    15.5×10.4cm

 

このミレーの作品は非常にミケランジェロ似ている。

ミレーは若い頃から素描の画才がある。

18歳の時に描いた素描【ルカ書による慈愛】は

17世紀の老大家画描いたクロッキーだと思った人も

いたぐらい老成した雰囲気のある素描であった。
 
またこの頃からデッサン、色彩とも雄弁な

バロックや古典派の重量級な絵画を好んだ傾向があり、

トマ、アンリ美術館や23歳でパリに出た時にパンテオン広場の

聖ジュヌヴィエーブ図書館やルーブル美術館に

閉じこもりミケランジェロ研究をし始めている。

もちろん、この母と子の作品はバルビゾン村での作品である。
力強い母の愛情ある心意気が感じられる。まさに、ミケランジェロである。  
 

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