種類 デッサン(紙に黒チョーク)
サイズ 15.5×10.4cm
このミレーの作品は非常にミケランジェロ似ている。
ミレーは若い頃から素描の画才がある。
18歳の時に描いた素描【ルカ書による慈愛】は
17世紀の老大家画描いたクロッキーだと思った人も
いたぐらい老成した雰囲気のある素描であった。
またこの頃からデッサン、色彩とも雄弁な
バロックや古典派の重量級な絵画を好んだ傾向があり、
トマ、アンリ美術館や23歳でパリに出た時にパンテオン広場の
聖ジュヌヴィエーブ図書館やルーブル美術館に
閉じこもりミケランジェロ研究をし始めている。
もちろん、この母と子の作品はバルビゾン村での作品である。
力強い母の愛情ある心意気が感じられる。まさに、ミケランジェロである。