DVDレポート「ズートピア」

タイトル丸ブルーズートピア
キャスト丸ブルー上戸彩
（吹替）     森川智之
                   高橋茂雄（サバンナ）
                    Ami（Dream）
監督        丸ブルーバイロン・ハワード
                    リッチ・ムーア
作成年    丸ブルー2016年
作成国    丸ブルーアメリカ
ジャンル丸ブルーコメディ、アドベンチャー
ＨＰ       丸ブルーDisney公式

うさぎあらすじ
ここは、人間のいない動物だけの世界。草食でも肉食でも仲良く暮らしています。
幼いうさぎのジュディは警察官になる夢を持っていました。でも、うさぎは農家になるのが昔からの当たり前。両親にも反対されるしキツネにもバカにされます。
それでも成長したジュディは努力して警察学校を首席で卒業し、立派に初のうさぎの警察官になることができました。それも、配属先は大都市ズートピア。
しかし、大きな体の動物達は重要な任務を与えられる中、ジュディは駐車違反の取り締まりでした。理想は厳しいもの。
駐車違反の仕事をきちんとこなせば重要な任務を与えてもらえるはず！そう思って頑張りますが、田舎から出てきたジュディは都会の闇を知ることになります。
そんな中出会ったキツネのニック。ついに行方不明者の捜査を任されたジュディは彼と一緒に解決に向かいます。ただし、与えられた時間は48時間。時間が過ぎれば警察官を辞めなければいけません。
事件を解決に導く途中でジュディの発言により肉食動物への差別が生まれてしまい市民の心はバラバラになってしまいます。
彼女は無事、警察官を続けることができるのでしょうか⁈

トラ感想
最近のディズニー映画はメッセージが強くて好きです。この作品にも「偏見をしてはいけない」「努力すれば夢はきっと叶う」などのメッセージが込められています。
しかし、正義感が強く、自分が偏見されることを嫌ってきたジュディなのに逆に差別的な発言が多く見受けられます。
一方、キツネのニックは冷静な視点で知ろうとする心が伺えます。
初めは草食動物はか弱くて可哀想って観ていますが、物語が進んでいくうちにそうではないことに気付かされます。むしろ草食動物の方が差別的で意地悪なイメージ。
差別問題って挙げるときりがないくらいの事例がありますが、歴史を遡るとしていた側が考え方を改めて歩み寄るとされていた側がだんだん優位に立って立場が逆転しているように見えます。恨みがあるから仕方ないのかもしれませんが、それでは結局自分たちも同じことをしている事になりますよね。
「偏見を捨ててみんな仲良く」この作品は嫌味なくサラッと訴えかけてきます。隠されたメッセージを見つけながら観てみて下さいね。