私たちの身体は
本来は、簡単には病気にならないようになっています。
ただしそれは、
細菌やウイルスなどの病原菌の免疫システムが
正常に働くのであれば、
という条件を満たせば、ということなのです。
現代の子供に多い、食物アレルギーなどは、
本来なら攻撃しない食物成分などを
免疫物質が(良かれと思って)攻撃してしまうことで
アレルギー症状が出ます。
ちょっと難しい話ですが、
免疫学的には、
自分の身体と同じものを「自己」、
異なるものを「非自己」と区別して
非自己のものを「抗原」と言います。
例えば、細菌やウイルスが身体の中に侵入してきたとき、
それらの病原菌が「抗原」ということになります。
「抗原」が身体に侵入すると、免疫がはたらくので
「抗体」を作って抗原を排除しようとします。
免疫学的には体温が36.5℃から37℃だと、
リンパ球と顆粒球のバランスがとれている状態となるので、
過剰なアレルギー症状は出にくく、
さらに病気にもなりにくいベストな状態を保てます。
ところで、
アレルギー症状が出やすい人は、
リンパ球が多すぎる状態です。
リンパ球が多すぎるのは、リラックス過剰、
または、リラックスとストレスの行ったり来たりを繰り返す人です。
頑張りすぎ、とか、ストレス過剰だと、
逆に顆粒球が多すぎてしまうので、
病氣になりやすくなります。
つまり、リンパ球は多すぎてもアレルギー、
少なすぎても顆粒球が増えすぎるから病気になりやすく、
バランスが大事というわけです。
お子様のアレルギーの場合、リラックス過剰がほとんどです。
対策としては、
外遊びやお手伝いをさせる、
炭酸飲料をやめる、
お菓子をあまり与えない
など、リラックスさせすぎないことが大切です。
ある程度の体温があれば、
結果的にベストな自律神経のバランスになります。
そう、体温を挙げることが免疫力を高めるために必要なのです。
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