バービー65周年記念展示 人は見たいように見る生き物 | バービーのおしゃれ日記

バービーのおしゃれ日記

バービーとの日々を綴ります。お洋服づくりなどなど。

バービー65周年記念展示のつづき。

 

今日のバービー。

まずはキャプションから。


どんなバービーちゃんか想像を膨らまして読んでくださいね。

 

●Luncheon Ensemble Barbie Doll 2013


女性とのランチにはぴったりの爽やかですっきりとしたコーディネートは春の訪れを感じさせます。


クラッシックなドレスはパフスリーブとウエストのベルトが特徴。

両肩のリボンがスウィングコートのアクセント。


バラの飾りのついた華麗なターバンが、完璧なアフタヌーンルックに仕上げます。

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では、バービーに登場していただきましょう。

 


…。


バビちゃん、その被り物どうした?

バラはなくても良かろうよ。

せめてバッグにつけるとか出来なかったのか…。


待ち合わせ場所に現れたバビちゃんを見て、お友達は度肝を抜かれたことだろう。

 

バービーのことは大抵絶賛する私も、このルックだけはちょっと…。

だって、私、キャプション読むまではこの洋服はパジャマだと思ったもの。

 

いやいや。

私がわかっていないだけで、これはオシャレの最先端なのかもしれない。


パリ・コレだって、こんなの着て歩けないと言う服もある。

乳首だけの服、裾をズルズル引きずるような服、異常に肩パッドが入った服等など。


でも、これらは実際に着る服として提案してるのではなく、ブランドの思想や先鋭性や価値観を表現した、つまりコンセプトを表現した服なのだと聞いて納得した。


バビちゃんのこの一見不思議なお洋服もバービーのコンセプトを現す意図があるのかもしれない。


そういう目で改めてこのお洋服を見ると、違った印象を持つから不思議だ。

人間は見たいように見る生き物だからね。

このお洋服を変な服と見るか、先鋭的な服と見るか。

私がどう見たいかで決まるってことなのだ。