続きです
前編で書いたように、流木に活着しているモスを、鋏を使わずに手でブチブチと引っぺがした訳なのだが
その際、モスと流木の間に長年に渡って堆積していたと思われるゴミと言うか、カスのような物がブワーッと大量に水槽内に舞い上がってしまいました。
やばい! ∑(-x-;)
レッドビーシュリンプを飼育している人の間では常識になっている事なのですが
このエビの弱さは尋常じゃありません。
その弱さと来たら
「スペランカー」の主人公並みで
水換えの際に一度に大量の換水は御法度だったり、夏場に水温が28℃を越えたらバタバタと死んでいったり
中でも一番気を付けなければいけないのが
「底床に溜まった泥や、ソイルの崩れたのを水中に舞い上げてはいけない」ってのが有るんです。
「やばいな~やばいな~ (+_+)」と気を揉んでいたのだが
影響は直ぐに出ました。
モスのトリミングを行ったのが17日の昼頃だったのだが
その日の夜、いきなり親エビサイズのビーが二匹死亡。
そして翌朝
あれ程いた稚エビ達が一匹も見当たらない。
更にガラス面を大量に這いずり回っていたケンミジンコまでが姿を消してしまいました。
そこから後は、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図・・・
写真を撮る気力も無くすぐらいに、毎日4~9匹ものビー達がバタバタと死んでいくではないか ( ̄□ ̄;)!!
その中には前編でUPしていた、卵を抱えた母エビ達の亡骸もありましたよ・・・
・°・(ノД`)・°・
「このまま死ぬのが止まるまで成り行きを見守る」か、「何等かの対処をする」かで散々悩んで6日が経過。
その間、アンモニアや硝酸塩のチェックもしたりしたのだが、数値は状態が良かった時と全く変わらず。
レッドビーシュリンプ飼育の恐ろしい所は、このように明らかに状態が悪い水槽でも
数値として「ここが悪い」ってのが出てこない所に有るんです o(TωT )
何やかんやで7日目
ポツポツ死どころかバタバタ死は一向に治まる気配は無く
「このままでは崩壊するのを指を咥えて見ているだけだ・・・」と、一大発起して行動を起こす事に!
数値に出ない汚染物質を水槽から取り除く為に換水するのは勿論なのだが
元々の切っ掛けは流木からモスを引っぺがした際に出たゴミに有ると睨んで、まずは他のモスを活着させた流木をチェックしてみる事にしました (・ω・)b
取り出したモス活着流木
かなり厚くモスが絡み合っています
モスを剥いでみたところ・・・
なんじゃこれは!!
厚く重なり合ったモスの下の層が、枯れて腐ってグスグスになってやがる!!
指に付く枯れた部分は
もう既にモスではない何か・・・
全部剥いでやった
上っ側と、流木に接していた部分との差が解かりますか?
そりゃあ、こんなグッスグスに腐ったのが水槽内に撒き散らされたら
一発でOUTだわ・・・ 。:゚(。ノω\。)゚・。
♪怒りの獣神ライガー~~となった自分は
流木2本分だけ残して
全て剥いでやった
ちなみに剥ぐ前
清々しいまでにスッキリ
剥いだ流木に再びある程度モスが巻き出したら
今度は残りの2本も剥いでやりますよ (゙ `-´)/
その後プロホースでソイルの中を掃除しつつ
都合8L程を換水。
ビー達への負担が懸念されたが
意外なぐらい元気にツマツマ
こちらでも綺麗になった流木を早速ツマツマ
抱卵ママもツマツマ
なんとか無事に命を繋いで下さい (。-人-。)
改めて見ると、こんな緑と茶色のレイアウトも悪くないな
後はポツポツ死が止まってくれるのを願うのみ
そして一夜明けた今朝の様子
拍子抜けするぐらいに皆元気にしていて、本当に良かったです
それにしても「プチリセット」と言っても良い位に、ここまで手を入れたのは本当に久方振りで
今後暫くはビー水槽からは目が離せない状態になりましたよ (;^_^A
災い転じて福となって欲しいです。