諏訪田製作所の裏にある小さな工場。
日本剃刀といえば、岩崎。
その岩崎の日本剃刀を製造しているのが
ここ、三条製作所。
昔ながらの工場です。
こちらで現在、刀匠 岩崎重義氏に代わり
日本剃刀を作られている刀匠 水落 良市 さん。
今回、突然の訪問にも関わらず
厚遇して頂き、大変お世話になりました。
まず、工場の中を色々とご紹介。
刃先を研磨するグラインダー。
1人分のスペースです。
こちらは鞴(ふいご)。
気密な空間の空気の体積を変化させることによって空気の流れを生み出す器具です。
こういう道具にそそられます♪(笑)
これを動かして、
コチラの釜に空気を送り込みます。
ちゃんと空気がきてます♪
自動でエアを送る機械もあるそうですが、微妙な火加減はやはり
この昔からの鞴を使用した手動式が良いようです。
この炭は松。1300℃近い高温にまで上がるようです。
手にとってみたらとても軽かった!
こちらの貯め水にて一気に冷やします。
こうして鍛錬された丈夫な剃刀を1つ1つ作り上げていくようです。
コチラは貴重な玉鋼!日本刀の原料となる素材です。
炭素を含む鋼は炭素が含まれる量によって
固さや強度、加工のし易さが変化するとのこと。
こちらはヤスリです。
炭素が多いので火花が大きく、硬い。
こちらは日本剃刀の刃となる鋼。火花が小さいです。
とても丁寧に日本剃刀を作る道具、
素材についてのあれこれを教えて頂き、
そして、いよいよ剃刀の砥ぎ方。
今回これを教わりたくて来たのもありました。
続 ・ ~3~ http://ameblo.jp/barber-tenders/entry-11955957251.html