イワシの頭も五行から | 易ブログ  八卦見の一分

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祈り、叫び、光である

明日は節分ですね。

考えてみれば豆まきやイワシの頭を飾るのも奇妙な習慣です。

イワシの頭なんぞ猫の神様しか喜ばないでしょ。

これらの行事はもともとは陰陽五行説に由来します。

「木の気」「火の気」「土の気」「金の気」「水の気」
これが五行といいまして、現在でも
東洋の科学思想の核心であります。

元々節分の豆まきは春の前に豆を家の外に捨てる行事でした。
固い豆は「金の気」はあらわします。

「春の気」は金剋木で「金の気」を嫌います。
それで家から障害となる豆を捨てて「春の気」を招来したのです。

イワシの頭を飾るのも同様です。
イワシは魚、魚は「水の気」であり「冬の気」をあらわします。

「水(冬)の気」は「春の気」を強くする水生木です。

イワシを家の外に飾って「水(冬)の気」を追い払って、
「春の気」を早く呼ぼうとしたわけです。

未開の迷信と笑う勿れ。

ブームの風水なども原理はまったく同じです。