ドイツの怪談「レノーレ」。
主人公は、レノーレという若い女性。時代は30年戦争の終結後。
戦争が終わって、戦地で戦っていた軍人たちいた戻ってきているのに婚約者のウィリアムの姿はない。ウィリアムは戦死しちゃったんだよね。
「神さまは何一つ憐れんでくださらなかったの」「祈りなんてもう必要ない」「死んでいなくなれ、消滅してしまえ」レノーレは神を恨み始めるんです。嫌な予感~そう・・・神様は願を叶えてくれるんです~ヒエ~
ある真夜中、レノーレの前に黒い馬に乗った騎士が現れる。
「僕の後ろで僕の黒馬に乗るんだ!今日のうちに百マイルを行かねばならないんだ、きみと共に、初夜の褥へと急いで。」
夫婦の契りを交わすために墓場から迎えに来たんだよ。」100マイルも馬を疾走させて・・・・。
レノーレは歓喜してウイリアムの黒い馬に乗る。月光の下で不気味な景色が~死者たちのむかえ~乱舞~が繰り広げられる道筋を熱狂的なペースで馬は進んで行く。
なぜ急ぐのか問うレノーレに恋人は「愛しい人よ、怖ろしいのかい? 死への旅路は速い!」と答える
「ああ、つらい! 身を任せ、死に安らうしかないのだわ!」
このあたりのシーンが絵画作品に描かれているね。ヴェルネの「レノーレのバラード」はSランクに怖い絵です~
日の出のとき旅は終わり、墓地のドアに到着した。
残忍なる不可思議の奇跡がおこる。騎士からは鎧が消えうせ、剥き出しの髑髏が現れ、砂時計と鎌を携えていた。
レノーレの足元の地面は崩壊し始め、月光の中で霊魂たちは死にゆくレノアを取り巻いて踊り、「天国では誰も神と喧嘩しない」と言い放った。レノーレは死刑に処されたが、許しへの希望を持ち続けている。
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/082.png)
![魂](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/677.png)