障害福祉の間でこういった言葉はよく耳にします。

支援員も「焦らずゆっくりいきましょう」と。


これらの言葉は優しく聞こえます。

利用者は早く手に職を付けなければいけない。

早く就職しなければいけない。

と思ってしまいがちです。


私も日々そういった言葉がけを受けます。

長い目で見ていく、そういった視点も大事です。

しかし、これらの言葉がけが本当に優しさになるのでしょうか?


焦らずゆっくりしようとしても、それを意識してもなかなかできなくなります。

具体的には、私たち利用者からすれば明確なビジョンが欲しいです。

何ヶ月後に就職を目指す、今月はこういった目標を掲げてその目標達成するためにがんばる

といった、ビジョンが欲しいです。


ビジョンもなしに、焦らずゆっくりしましょうと言われても、不安だけが残ります。

なので、支援者の方は明確なビジョンを一緒に考えて支援していただきたいなと思います。

個別支援計画等の書面だけのビジョンではなく、きちんとした利用者のためのビジョンを一緒に考えていただきたいです。


今現在通っている職場では、明確なビジョンを一緒に考えてくださっています。

本当ありがたいです。


また、支援者に求めるばかりだけではだめですね。

私自身の自助努力も必要だなと思います。


貯金節約も、明確なビジョンを持って取り組んでいけたらなと思います。












https://www.ipss.go.jp/ss-cost/j/fsss-R03/R03-houdougaiyou.pdf



日本の社会保障給付費は、令和3年度で138兆円と年々膨れ上がっています。


社会保障給付費の予算の比率ですが、

年金:医療:福祉その他で、5:3:2の割合で当てられています。


その中でも、

年々医療費の割合は上がってきているため、年金と医療の割合が同じぐらいになってきています。

これは少子高齢化の影響なのでしょう。


日本の国家予算の大半は、国債によって賄われています。日本国債を保険サービスや国内外の投資家、企業、国などに買ってもらい、財源を得ています。

最近の日本国債の金利は、0.4%〜1.0%と上昇傾向にあります。


新NISA制度や日銀のマイナス金利解除などが影響しているのでしょう。




2021年の調査によれば2.1人が1人を支える時代だそうです。それが、2065年になれば、1.3人が1人を支える時代になります。


こういった情報を得たところで、私たち国民の負担を軽減することは難しいと思います。

私たち個人レベルで、できることはないでしょうか?


私が出来ることといえば、貯金・節約・投資といったところでしょうか。

しかし、貯金節約と言えども近年の紛争やインフレによる物価高で、節約も貯金も難しくなってきている時代でもあります。

最低賃金が上がったとしても、物価上昇が止まらなければ生活苦は改善されません。


生活苦の中でも個人レベルでできること、

家計の分析と支出のコントロール=貯蓄、そして貯蓄した分を投資に回す。これが個人レベルとしての社会課題の取り組みになると考えます。


また、国民と国民が支え合う自助努力も怠ってはいけません。

国による支援、公助から国民が互いに支え合う互助、共助、国民が国を支えるぐらいの気持ちでいくのはどうでしょうか。

年金生活者が何を言っているのか、と批判される方もおられると思います。

その方はすみません。


私もこれから、自分でお金を稼げるようになります。

そのことが、社会課題の解決に繋がればと思います。











皆さんは福祉と聞くと何をイメージするでしょうか?


多くの方は福祉=介護とイメージされる方が多いかなと思います。

私も、社会福祉士を目指す前までは福祉=介護としか思いつきませんでした。


実際にソーシャルワーカーと出会うまで、ソーシャルワーカーという職業も聞いたことがなかったし、ソーシャルワーカーが福祉の仕事ということも知りませんでした。


しかし、最近はソーシャルワーカーがドラマに登場することもよくあり、福祉が身近になってきたんだなと感じてきています。


現在の日本は、少子高齢社会や貧困や差別、虐待、疫病など社会課題が山積みです。

それだけではなく、家族関係の問題や心身の病気など個人レベルでの問題も多くあります。


国や地方公共団体など公の支援だけでなく、民間も含めた支援が重要です。


福祉が公による公助の時代から、官民一体の互助、共助が重要になってきているのが現在です。


よく政治が悪いと政治批判をする人がいます。

それよりも、まず自分自身が何ができるか考えることが大事なのではないでしょうか。


国は様々な制度を用意しているし、民間企業もさまざまなサービスを提供しています。


国に求めるばかりじゃなく、自ら動いてみることも大事です。


支援にアクセスできないのもまた事実なのです。


また、個人ばかりに問題解決を望むことも違います。

正しい情報にアクセスできるよう支援していくのがソーシャルワーカーの役割であると私は考えます。